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戌年文化
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· 2018-02-07 |
タグ: 動物;十二支;文化 | 印刷 |
十二支のうち11番目に当たるのが戌、つまり犬である。数万年前、お腹を空かせたオオカミが人から餌をもらうようになり、本来は属さないグループにとどまり、人と共に狩りをし、部落全体を守る役割を担うようになった。こうしたオオカミの子孫が徐々に犬へと変化していった。
考古学者によれば、犬は古代「六畜」、つまり馬、牛、羊、鶏、犬、豕(いのこ、豚のこと)のうち、最も早くから人に飼いならされた動物だという。河南省漯河市舞陽県にある今から8500年余り前の新石器時代の賈湖遺跡から、個別に埋葬された犬の墓穴十数カ所が発見された。中国で現在発見されている犬に関する遺物300点近くのうち、犬を食用にしたり虐殺したりした証拠は一例も発見されていない。このことから、中国では大昔から、人々が犬を家族の一員やパートナーとして見ており、一緒に複雑で危険な生存環境に直面していたことが分かる。
人類にとって、犬の最も尊ぶべき性質は忠誠である。「犬は飼い主の貧しいのを嫌がらない」といったことわざが民間にずっと伝わっており、犬は長く「忠臣」の象徴とされてきた。
世界でこれまでに出現した犬は1400種余り。現在も飼われている犬種は450種以上あり、しかも新しい犬種が絶えず生まれている。2012年のデータによると、この年、中国の犬の数は1億3000万匹に達し、世界一となった。中国人の生活レベルが向上するにつれて、ペットとして飼われる犬の数も必然的に増加する傾向にある。
「北京週報日本語版」2018年2月7日
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