「２０２０年までにすべての貧困人口が貧困から抜け出し、すべての貧困県が貧困県の名を返上するという目標を達成するために、精確な貧困者扶助戦略を実施する」。１０月１６日、劉永富氏は本誌記者にこう語った。その後、劉永富氏は以下の５つの面から中国の精確な貧困者扶助措置とその効果を総括した。  

（１）各級幹部が貧困地域に入り込み、各世帯を訪問して貧困状況を調べ、全国で１２万８０００の貧困村、３０００万の貧困世帯を確定し、貧困者扶助の対象を明確にした。  

（２）ほぼどの貧困村にも村に滞在する作業チームを置き、ほぼすべての貧困世帯に対して支援責任者を決め、支援責任をはっきりさせた。  

（３）貧困者扶助メカニズム改革を推進し、貧困県の審査メカニズム、制約メカニズムを確立し、貧困者扶助資金管理メカニズムを改革し、金融貧困者扶助メカニズムを刷新した。  

（４）道路、水道、電力、倒壊危険家屋改造、特色産業増収、農村観光、教育面の貧困者扶助、衛生面の貧困者扶助、文化振興、貧困村情報化の重点十項目により、貧困地域と貧困層の生産条件と生活条件を改善した。  

（５）貧困者扶助デーを設け、広範な社会への働きかけを行った。２０１３年、２０１４年と２年連続で貧困削減１０００万人以上という目標を達成し、貧困地域のインフラの改善を続け、社会事業が発展し、貧困層の所得水準が絶えず高まった。