中国の「域外非政府組織管理法」制定にともない、域外ＮＧＯの中国における健全な発展の余地がさらに広がるに違いない。

次に、中国政府は中国の発展に対する域外ＮＧＯの貢献を一貫して歓迎してきた。改革開放以来、多くの域外ＮＧＯが中国に進出し、資金と技術、管理経験がもたらされ、中国の発展が促進された。

「域外非政府組織管理法」は、域外ＮＧＯの中国域内における合法的活動は法によって保護され、政府関連部門は域外ＮＧＯの合法的活動に対し政策関連情報提供や業務指導などを行うと明確に規定しており、域外ＮＧＯの中国での活動を法によって保障する重要措置でもある。これは、域外ＮＧＯの活動が合法的で、中国の発展に有益でありさえすれば、政府はその合法的活動を制限・禁止しないだけでなく、法を通じてその合法的権利・利益を保障することを示している。

習近平中国国家主席は米国メディアの取材を受けた際、次のような考えを示した。「中国は域外ＮＧＯの中国での活動に対するサービスと管理を重視しており、その中国における活動を法によって規範化し、中国における合法的権利・利益を保障する。域外ＮＧＯの中国での活動は中国の法を守るべきであり、法に則った、規範化された、秩序の取れた活動を展開するべきである」。

これは、中国で合法的に発展することを望むすべての域外ＮＧＯを中国政府が歓迎することを意味する。「域外非政府組織管理法」の制定は、すべての域外ＮＧＯに、中国で活動することを望むならば、中国の法律を守り、法に基づいて活動を展開しなければならないと注意を喚起したということだ。

また、「域外非政府組織管理法」の公布は、域外ＮＧＯが法に基づき秩序を守って中国の経済、社会、文化、エコ文明などの分野における建設にさらに頻繁に参加することを大いに促進し、中国の対外交流と協力をさらに力強く推進し、他国の中国に対する理解を増進し、中国と世界の平和と発展を推進するだろう。

その上、どのような域外ＮＧＯであっても、別の国で活動する場合は所在国の法律を守らなければならない。ここ数年、大多数の域外ＮＧＯは中国の社会事業発展の促進に比較的良好な推進作用を果たしているが、同時に調和を乱す音も聞こえてきている。一部の域外ＮＧＯは中国の関連法規を無視し、主な業務と関係がない政治活動に従事していた。中には、中国国内の一部の反共・反社会主義分子と結託し、中国で「色の革命」を推進する域外ＮＧＯさえあり、中国の国家安全を深刻に脅かし、中国の国家利益に重大な損害を与えた。