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在中国日系企業 成功の秘訣は人材育成
本誌記者 李一凡 徐蓓  ·   2018-10-19
タグ: 蘇州;日系企業;経済
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人材育成で中国人スタッフに昇進のチャンスを 

2002年10月、「世界のトップ500企業に就職したい」という夢を抱いた何さんは、設立からわずか1年のキヤノン(蘇州)に入った。「社会に出たばかりの新人だった自分にとって、設立されたばかりのキヤノン(蘇州)は新しい活躍の場になると思った」と何さんは話す。 

新しい環境は新人にとってチャンスを意味すると同時に、チャレンジも意味する。世間知らずの新卒から多国籍企業のスタッフになった何さんは、多国籍企業の規定・制度にうまく適応するため、まず自分の仕事の習慣をいかに改善するかという課題に直面した。そのほか、彼は仕事の目標と将来の人生目標を立てた。仕事の目標と人生目標に向かって、キヤノン(蘇州)で16年間懸命に働いてきた何さんは、今すでに管理職として活躍している。 

「この場を提供してくれた会社に本当に感謝している。会社のおかげで、私はごく普通のスタッフから管理職まで成長し、また蘇州市労働模範にも選ばれた。キヤノン(蘇州)のキャリアパスに非常に満足している」。自分を育ててくれた会社に対し、何さんは感謝の気持ちを示した。 

パナソニック半導体蘇州有限公司(以下、「パナソニック半導体」)の中国人スタッフ黄崢さんも何さんと同じような経歴を持っている。 

パナソニック半導体蘇州有限公司製造一部の黄崢部長

「パナソニック半導体では成長できる空間が確保されている」とパナソニック半導体製造一部部長の黄崢さんは話す。「会社は人材育成を非常に重視し、『物をつくる前に人をつくる』という理念を堅持している。会社に入るとまず一定期間の新人研修が行われ、その後も全面的な研修が行われる。このような研修と配転教育を通じて、私たちは色々な知識を身につけられる。学習意欲さえあれば、はやく成長できる」。2002年にパナソニック半導体に入った黄さんは日本語専攻だったが、様々な研修と自分の努力を通じて、徐々に技術を身につけ、2009年に製造一部の部長になった。 

黄さんの例は中国で日本語を専攻する多くの大学生にキャリアパスを示した。日系企業への就職について、「日本語専攻で専門技術に関する知識がないため、会社で差別されるのではないか」、「中国人だから日系企業で昇進できないのではないか」といった心配を抱える日本語専攻の大学生が少なくない。 

蘇州高新区の日系企業を取材した後、このような心配が生じるのは、理解が不十分だからだということが分かった。実際には、何さんと黄さんのように、十数年の努力により日系企業の管理職になる中国人スタッフは少なくない。「2001年当時、当社の日本人スタッフは30人以上いた。十数年が過ぎ、企業の規模は拡大したが、日本人スタッフは9名まで減り、ほとんどの中間管理職は中国人スタッフになった」と蘇州富士フイルム映像機器有限公司(以下、「蘇州富士フイルム」)の稽瑞康副総経理は語る。 

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