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蘇州ならではの学習体験を 蘇州日本人学校
本誌記者 成瀬明絵  ·   2018-10-18
タグ: 蘇州;日本人;社会
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また最近では現地の小学校だけではなく、日本語専攻クラスが設置されている中学校や高校との交流も始まっている。その経緯について、中西氏は次のように説明した。「昨年日本語専攻クラスが設置されている学校が集まり日本語スピーチコンテストを開催するということで、審査員として呼んでいただきました。その中で一番びっくりしたのが、参加していた生徒たちのひたむきさとレベルの高さです。彼らが日々一生懸命日本語を学んでいることは見てすぐにわかりましたし、何より皆さんとても楽しそうだったんです。蘇州で学校を開かせてもらっている我々としてはそのような子供たちにも何かしら手助けの機会を提供できないかと考え、交流を始めさせていただくことになりました」。

様々な活動の中で、生徒同士は中国語や日本語、時には英語も交えてコミュニケーションを取る。「色々なコミュニケーション方法を駆使して何とかして心を通わせようとする生徒たちを見ていると、今求められているグローバル人材やコミュニケーション能力の原点はこういうところにあるのだと感じます。これは普段の授業ではなかなか学べないことだと思うので、子供たちに大変良い刺激になっています」と中西氏は語った。

各方面からの手厚いサポート 

蘇州での学校運営を語る上で欠かせないのは各方面からのサポートだ。中西氏は「まず蘇州高新区からの支えが大きいです。そもそも私たちがこの場所で学校を開くことができている、このこと自体が最大の支援だと思っています。また日系企業や保護者の協力体制も本当にすばらしい。私たちがしっかりと学校を運営し、生徒たちが充実した学校生活を送れるのは皆様のおかげです」と述べた。

中日双方の様々な立場の人が「子供たちのために」という同じ想いの下で協力し蘇州日本人学校を後押しし、また彼らもその想いに応えてきた。それは生徒たちの眩しい笑顔が、証明してくれている。

「北京週報日本語版」2018年10月18日

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