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2016年における中国の外資導入状況
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· 2017-01-20 · ソース: |
タグ: 外資導入;対中投資;経済 | 印刷 |
2016年、中国の実行ベース外資導入額は前年同期比4.1%増の8132億2000万元に達した。全国の外資導入は次の特徴を示している。
一、全国の外資導入規模は全体的に安定を維持
2016年、全国の新たに設立された外資企業は同5%増の2万7900社、実行ベース外資導入額は同4.1%増の8132億2000万元に達した(銀行・証券・保険分野のデータは含まず、以下同じ)。
二、ハイエンド産業への投入傾向が続く
サービス業の実行ベース外資導入額は同8.3%増の5715億8000万元で、外資導入額全体の70.3%を占めた。そのうち、情報、コンサルティングサービス業、コンピュータアプリケーションサービス業、総合的技術サービス業、流通サービス、小売業などの実行ベース外資導入額はそれぞれ同59.8% 112.8%、66.4%、42.9 %、83.1%増加した。ハイテクサービス業の実行ベース外資導入額は同86.1%増の955億6000万元に達した。
製造業において、医薬品製造業、医療機器製造業、計器・器械製造業の実行ベース外資導入額はそれぞれ同55.8%、95%増加した。ハイテク製造業の実行ベース外資導入額は同2.5%増の598億1000万元に達した。
三、「制度改革ボーナス」が引き続き顕在化
①上海、広東、天津、福建の4つの自由貿易試験区の実行ベース外資導入額は同81.3%増の879億6000万元に達し、10万分の5の国土面積で全国の実行ベース外資導入額の10.8%を占めた。
②10月に外資企業に対する管理制度が審査・許可制から届出制に移行してから、95.3%の外資企業の設立・変更は届出制で実施されるようになり、外国企業の投資利便化が図られた。
③北京市のサービス業開放拡大総合試行改革で顕著な成果が得られ、全市のサービス業実行ベース外資導入額は全国の13%を占めた。
四、西部地区は外資導入が小幅成長、産業構造が絶えず整備され、東部地区は安定成長
西部地区の実行ベース外資導入額は、同1.6%増の626億9000万元に達し、そのうち、農業、林業、牧畜業、漁業、製造業、電力・ガス・水生産・供給業、情報通信、コンピュータサービス・ソフトウェア業、リース・商業サービス業の実行ベース外資導入額はそれぞれ同457.7%、11.3%、30.6%、115.6%、24.9%増加した。農業、林業、牧畜業、漁業、製造業、サービス業の外国投資比率はそれぞれ7.6%、34.3%、58%だった。東部地区の実行ベース外資導入額は同7.6%増の7047億元に達した。
五、主要投資国・地域の分布が多元化し、米国、EU28カ国、澳門(マカオ)特別行政区、韓国は対中投資の高成長率を維持、日本の対中投資は低下傾向に歯止めがかかり安定回復へ
米欧の対中投資は引き続き急成長の勢いを維持した。米国、EU28カ国の対中投資は実行ベースでそれぞれ同52.6%、41.3%増加した。EU28カ国のうち、イギリス、ドイツ、ルクセンブルク、スウェーデンの対中投資は実行ベースでそれぞれ同113.9%、80.9%、125%、43.8%増加した。アジアでは、澳門(マカオ)、韓国の対中投資は実行ベースでそれぞれ同290.3%、23.8%増加した。日本の年間実行ベースの投資額は同1.7%増加し、2年連続の大幅下落傾向に歯止めがかかった(上記の国・地域の対中投資データはこれらの国・地域が英領バージン、ケイマン諸島、サモア、モーリシャス、バルバドスなど自由港を通じての対中投資額を含む)。
六、新規設立、追加投資の大型企業が多い
投資総額1億ドル以上の新たに設立された大型外資企業は840社を超え、追加投資額1億ドル以上の外資企業は450社を超えた。投資された業界は数多くの新興産業、ハイテク業界、ハイエンドサービス業をカバーし、多国籍企業が対中投資への自信に満ちていることを示している。
(ソース:商務部)
「北京週報日本語版」2017年1月22日
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