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長征、叙事詩のごとき道のり
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殷普民 · 2016-11-16 |
タグ: 長征;中国共産党;政治 | 印刷 |
1935年8月1日、中国共産党中央は全国に向けて「抗日救国のために全同胞に告げる書」を発表し、抗日民族統一戦線の結成を呼びかけた。8月末、紅軍は進軍を続け、青蔵高原(チベット高原)東部のゾイゲ(若璽蓋)湿地にたどり着き、危険な沼地を越えた。これは紅軍の長征の道のりにおいて最も怖ろしい経験となった。
作家の王樹増氏は2006年に出版された『長征』の中で、湿地越えを経験した紅軍戦士の体験を次のように記している。「多くの兵士は、食料不足や悪天候で、沼地を越える途中で犠牲になった。天気がよく変わり、短い時間のうちに晴天から雨、雹、さらには雪が降り、風が吹くようになる。夜も眠れず、背中合わせに座ることしかできなかった」。
そしてついに、紅軍は六盤山を越えて陝西省に入った。1935年10月20日、紅軍の主力は陝西北部の革命根拠地に入った。翌年、紅軍のその他の部隊もここに到着し、1936年10月22日、長征は勝利のうちに終了した。2年間にわたる叙事詩のごとき闘争を経て生き残った紅軍戦士は2万人足らずであった。
「北京週報日本語版」2016年11月16日
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