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長征、叙事詩のごとき道のり
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殷普民 · 2016-11-16 |
タグ: 長征;中国共産党;政治 | 印刷 |
中国共産党が率いた紅軍は、信じがたい飢えと渇き、厳寒に耐え抜き、1934年10月から1936年10月までの2年間、一連の大胆な軍事行動を取った。紅軍は急流を渡り、雪山や沼地を越え、国民党の包囲を振り切り、北上して抗日戦を展開した。一部の紅軍兵士は中国東部から中部地区へ2万5000華里(1華里は500メートル)の道のりを行軍して、西北地区の新根拠地にたどり着いた。
9月23日、習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は北京で紅軍長征勝利80周年記念展を見学した際、「引き続き長征の精神を発揚し、中華民族の偉大なる復興という『中国の夢』の実現という新たな長征の旅の途上で、心を1つにし、粘り強く奮闘し、勇猛に前進していかなければならない」と強調した。
中国共産党中央党史研究室の王新生研究員は南開大学党史シリーズ講座で、「長征の精神は、革命の先達から残された貴い精神的財産である」と語った。
長征の起因
王研究員は、「紅軍が長征を始めた直接の原因は1934年10月の第5回包囲討伐に対する抗戦の失敗だ」と語った。
1930~1934年、国民党政府は華中・華東地域の紅軍に対し「包囲討伐」を5回も発動した。1933年4月までの4回の「包囲討伐」は紅軍のゲリラ戦術の前に敗れた。1933年10月、国民党政府は70万人を超える部隊を動員して、紅軍の根拠地に対し5回目の「包囲討伐」を行った。国民党軍は進軍しながら要塞を築き、包囲圏を縮め、革命根拠地へのすべて補給を遮断した。
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