中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 中日交流 >> 本文
  • descriptiondescription
在日ウイグル族青年が語る新疆
  ·   2021-08-23  ·  ソース:人民中国
タグ: 新疆;若者;中日交流
印刷

多民族共生の地

パルチさんが新疆の日常について語る際のキーワードは「多民族」だ。「私のおばの友人には漢族も回族もいます。昨年新疆で新型コロナウイルス感染症が流行した時、外出自粛生活中のおばは友人と麻雀をしたりエアロビクスをして過ごし、その生活が終わった後も運動は続けたため、結構なダイエットになったと言っていました。おばの回族の友人は割と裕福なので、自発的に新疆南部のウイグル族貧困家庭の脱貧困に手を貸していました。新疆最大の特徴は多民族の共生で、全ての民族が日常生活の中で自然に溶け合っているため、無意識のうちにそういうことができるのでしょう」

文化についても同様だとパルチさんは語る。「新疆にはウイグル語だけ、中国語とウイグル語の併用、中国語だけと3種類の学校があり、どの学校に通うかは自分で選択できます。私のいとこは併用の学校に通っていましたが、まずウイグル語だけの学校に通わせて母語の基礎をつけてから、中国語の学校に通わせるという選択をする親もいます。私は中国語の学校に通いましたが、家族との会話はウイグル語でした。私は小さい頃から、このような多元的文化の中で育ってきました」

「私は広東省の新疆ウイグル自治区支援高等学校教育プログラムに応募し、広東省の高校に入学しましたが、入学当初同級生に『新疆って全部砂漠なの?』と聞かれたことがあるのです。そこで私は、新疆には金色に輝く砂漠だけではなく、緑の草原や真っ白な雪山、青い水をたたえた湖もあると説明しました。新疆はとても大きい上に内陸部の経済発展は遅れがちだったため、国外のみならず中国の沿海地域の人々も新疆のことをあまりよく知らないのだろう、とその時に気付きました。自分が当たり前だと思っていることを他人も知っているとは限らないのです」

この高校時代の経験から、日本の人々の新疆に対する誤解も十分理解できるとパルチさんは語る。「東京では本物のハラルフードはめったに見られないので、食べたいと思ったら自分で作るしかありませんから、日本に来てから料理の腕がめきめき上がりました。中国ではウイグル族の伝統祝日に合わせて休みになりますが、日本の職場では、断食のために休暇を取りたいと上司には言い出しにくいのです。多くの単一民族の国の人々は、新疆のように多民族が共生して、互いの文化を尊重し合うような情景を見たことがないのだと気付きました。私が声を上げることで、新疆では多民族の共生は至って普通なことなのだと日本の友人に知ってもらえればと思っています」

パルチさんの漢族の幼なじみは新疆の芸術学校の舞踊専攻科に合格。写真は各民族の学生がウイグル族の踊りを練習した後の記念撮影。

いつか現地を案内したい

しかし、講演の収穫は決して少なくなかったようだ。「4月29日の講演会のあと、カナダ在住の日本人からメッセージをもらいました。私の講演がとても印象深かったこと、将来機会があれば新疆に旅行したいとのことでした。こうしたメッセージをもらうととても元気付けられます。また、中国問題を研究する大学教授から連絡をもらい、いずれ一緒にテレビ番組に出演し、話をもっと広く伝えられるプラットフォームで真の新疆について紹介してほしいとも言われました」。将来の計画について聞くと、パルチさんは笑いながら「私の講演を聞いた後、少しでも新疆に対する偏見を払拭し、メディアで見る新疆が本当の新疆なのかと考えるようになる人がいさえすれば、私の話は価値あるものになります。ですから悪意あるメッセージなど怖くはありません。私はこうした活動を続け、新疆をより良くするために自分の力を尽くしたいと思っています」と決心を語った。

来日4年目のパルチさんは日本の生活になじむとともに、家族が集まる祭日を迎えるたびに故郷への思いが募るが、19年から始まった新型コロナの流行は中日両国間の人的往来に大きな障害となり、パルチさんもずっと帰国ができないでいる。「ウィーチャットやビデオ通話で家族と連絡をとってはいますが、やはり会いたい。コロナが落ち着いたら、帰国して家族と一緒に中国のあちこちを車で回りたい。その時には日本の友達にも新疆に来てもらい、美しい私の故郷や優しい人々を自分の目で見てもらいたい」。そう話すパルチさんの目は生き生きと輝いていた。

王朝陽=文

パハルデイン・パルチ=写真提供

人民中国インターネット版 2021年8月19日

前のページへ123
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: