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在日ウイグル族青年が語る新疆
  ·   2021-08-23  ·  ソース:人民中国
タグ: 新疆;若者;中日交流
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特に今年に入ってからは、西側のメディアが新疆綿のプランテーションでの強制労働という報道をし始め、「ウイグル問題」の議論に火を付けた。

「新疆綿関連の誤報を見た家族は、私と同じように怒っていました。以前新疆で暴力やテロが起こった時に、新疆は危険だという負の印象を世界に与え、ようやく解消したと思ったら今度は『抑圧』の犠牲者とされてしまったのです。こんなことでは、新疆を外から見る人が『新疆はひどいところだ』というイメージを無意識のうちに刷り込まれても仕方がありません。自分の故郷をこのように言われて腹が立ったり心を痛めたりしない人はいないはずです」と悲しみを語る。

新疆を取り巻く国際世論が厳しさを増す今、パルチさんには使命感のようなものが生まれたようだ。「日本の友人はほとんどメディアの偏った報道しか見ておらず、新疆について深く知る機会もありませんから、私はより多くの人々に真の新疆を知ってもらい、新疆が直面する世論の姿を変えるために何かする必要があると思っています。日常生活では周りの友人に新疆についていろいろ話をしたりしていますが、それにも限界があります。ですから私は、加入している中日青年産学連合会が主催する講演会で講演してもらいたいとお話をいただいた時に、またとない機会だと思いお受けしました」

留学時に大学の研究グループの日本人と一緒に行った沖縄旅行の写真

オンライン講演で真実語る

4月29日、「在日の新疆ウイグル族青年が故郷を語る」というタイトルでオンライン講演会が行われ、200人近くが視聴した。パルチさんは自身の経歴をはじめ、写真や動画を見せながら、新疆に関心がある日本の人々に向けて今の新疆とウイグル族家族や友人の日常生活を紹介した。「ウイグル族は国外と連絡を取り合えない」というデマを打ち消すために、オンラインで家族にも講演に参加してもらった。

「家族とオンラインで連絡が取れるのも、新疆の治安が安定しているからです。もしこれが5、6年前なら、新疆を分裂させようとする勢力や『新疆独立』勢力が家族に報復措置を取るかもしれず、こうした試みもできなかったと思います。今後、右翼や新疆独立勢力によって私の仕事や生活が乱されるという、最悪の事態に対する心の準備はすでにできています。しかしここで萎縮してしまっては、私自身が後悔することになると思うのです」

実際、講演が行われたオンライン会議室には、パルチさんの講演が終わるとすぐに匿名で誹謗中傷のコメントが多く寄せられ、中には危害を加えることをにおわすようなコメントも見受けられた。

「しかしこうした行為は、新疆を中傷する噂を広めたのは自分だと露呈しているようなものです。私が話した事実が他人に知られれば、自分の主張が嘘だということが分かってしまいますからね」とパルチさんはあっけらかんと語る。

パルチさんの目に映る故郷の新疆は、色とりどりで華やかだ。だから講演では友人の結婚式の動画を公開した。素人撮影できれいに撮れているものではなかったが、新疆独特の情熱的な雰囲気は十分に伝わった。新郎新婦の友人には少数民族も漢族もおり、色とりどりの服を着て歌い踊る様子が映されていた。「このカラフルな色彩はいかにも新疆です。BBCが取材する黒ずくめの姿の人など誰もいません。95%のウイグル族が家族と連絡を取れないという話が本当なら、こんな風に楽しく結婚式を祝うことなど当然できないでしょう?」

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