フォーラムの準備活動は順調
今年は歴史的に重要な年にあたるが、中日関係もまた重大な問題に直面しており、こうした状況はフォーラムに新たな要素を与えている。新たな状況は、フォーラムの成功にあたって解決すべき新たな課題となっている。昨年11月、中日両国は、4つの原則的共通認識を達成した。これは、今後の北京—東京フォーラムの開催にとっての重要な政治的土台となる。我々は、中日双方がフォーラムにおいて4つの原則的共通認識に照らし、中日間の4つの政治文書を土台として、両国関係の発展に合致した共同の話題を次々と提出し、より多くの共通認識を形成し、より影響力のある見解と提案を打ち出すことを望んでいる。
現在の状況から見ると、中日双方の共同努力の下、今回のフォーラムではこれまでに、4つの主要な議題がほぼ形成されている。(1)双方の政治・外交関係にかかわるもの、(2)中日の経済・貿易関係の発展に新たな原動力を注ぎ込むという点にかかわるもの、(3)中日のメディアと文化交流が両国の民衆の相互信頼の増進に果たすべき役割にかかわるもの、(4)中日の相違と突発事件をいかにコントロールし、両国の長期的で安定的で健全な発展に積極的な要素を作り出すという点にかかわるもの――の4つである。フォーラムが中日関係の開展をめぐって行っている世論調査もカギとなる時期を迎え、多くの土台となる業務も順調に進み、双方のフォーラムにおける主要な発言者の選定もほぼ済んでいる。フォーラム成功に向けた基本的な条件はすでに整っている。