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ブラインドボックス価格が8倍に、ケンタッキーの若返り策略が効くか
  ·   2022-01-12  ·  ソース:人民網
タグ: 老舗;消費;経済
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最近、「代理で食事をするプロ」がにわかに人気を集め、供給不足の状態が続いている。「証券日報」が伝えた。

ケンタッキー・フライドチキンがこのほどポップマートとコラボして発売したブラインドボックス付きセットは、主に一線都市と二線都市で販売され、1店舗あたり36セット限定だという。ここ数年はブラインドボックスのコレクションが非常に人気で、このセットも発売されるとすぐに奪い合いになり、1つも買えない状況になった。中古品取り引きプラットフォームの閑魚では、このブラインドボックスに入っているフィギュアのセット(全6種類)が600元(1元は約18.1円)から800元ほどで売られており、レアキャラの場合は1体が最高800元で取り引きされ、販売価格の8倍になっている。

ケンタッキーのブラインドボックスはどれくらい手に入りにくいか?

8日午後、北京市海淀区のケンタッキーの店員は取材に、「1店舗に36セットしか入荷されないというのは、1つの店にフィギュアは36体しかないということで、オンラインで販売がスタートすると30分で完売した。再入荷の予定もない」と話した。

同市清河エリアのケンタッキーの店員は取材に、「うちの店はこのイベントに参加する権利がなかった。資格があるのは旗艦店だけだ」と明かした。

6セット購入した張さんは取材に、「このブラインドボックスが発売されると、朝いち早く列に並んだ。自分が行った時はまだ10数セット残っていた。元々1セットだけ買うつもりだったのだが、後ろに並んでいた人が残りをすべて買うと話しているのを聞いて、びっくりして全種類買おうと思い、6セット購入した」と話した。

このほかにもたくさんのマニアがいる。最も代表的なのは、一人の「王者」で、1回に1万494元(1元は約18.1円)をはたいて106セット買った人がいる。こういう人がいるので、代理で食事をするプロが今また話題になっている。SNSで、「ブラインドボックスはあなたに、カロリーは私が引き受けます!」とアピールするプロもいる。

さらに見てみると、フィギュアが全然手に入らないのはオフライン店舗だけの話で、中古品プラットフォームにはこのブラインドボックスが多数出回っている。例えば閑魚で大量に売られており、フィギュア1セットが600元から800元で売られ、売り手の多くが「在庫はたくさんある」としている。

ある瀋陽の売り手は、「昨日、750元で1セット売れたばかりだ。今残っているのは最後の1セットだ」と話し、ブラインドボックスの調達ルートをたずねると、「ケンタッキーで働いている友人がいる」と答えた。

老舗ブランドが若返りをはかる策略が多いか?

小さなブラインドボックスがこれほど人気なのはなぜか。

新しいタイプの消費に注目するあるアナリストは、「一方で、ケンタッキーがコラボするブランドはポップマートで最も人気のある6大キャラクターの1つのDIMOO(ディムー)で、元々ターゲットが広い。他方で、今回のセットは供給に限りがあり、需要より供給が少ない状況なので、中古市場で自然に価格が跳ね上がった」と説明した。

ポップマートの決算によると、21年上半期にはMolly(モリー)、Dimoo、SKULLPANDA(スカルパンダ)、Bunny(バニー)、TheMonsters(ザ・モンスター)、PUCKY(プッキー)の6種類のキャラクター商品の売上高がいずれも1億元を突破した。中でもディムーは2億500万元の収入があり、モリーの2億400万元を超えて、初めて売り上げがモリーを超えたキャラクターになった。

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