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中国の若者が牽引する「睡眠経済」 1兆元市場に成長か
  ·   2020-12-30  ·  ソース:人民網
タグ: 若者;睡眠;経済
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睡眠経済が静かに台頭

世界保健機関(WHO)は「ぐっすり眠れること」を健康の重要な指標としている。睡眠のためならお金を使おうとする人が増えた背後には、睡眠や健康がより一層重視されるようになったことがある。よい眠りに対する差し迫ったニーズが中国の大規模な睡眠産業市場を生み出した。大まかな統計では、中国の広い意味での睡眠市場(寝具や家具などを含む)の規模はすでに1兆元に達している。

ますます拡大する睡眠市場を前にして、関連企業の起業が相次いでいる。調査会社の天眼査がまとめたデータでは、現在の市場には「睡眠」、「スマート睡眠商品」、「睡眠サポート」のいずれかを掲げた企業が200社以上ある。そのうち半分以上が15年以降の創業だ。

これと同時に、中国内外の多くの大企業も次々に睡眠市場に力を入れるようになった。ノキアはフランスの健康機器メーカーのウィジングズを買収すると発表。またアップルはフィンランドの睡眠自動記録アプリ会社のベディットを買収した。さらに蒙牛や旺旺、娃哈哈、コカ・コーラなどの企業も次々に睡眠サポート飲料を発売するなど、睡眠ビジネスはますます拡大している。

データをみると、今年、中国の睡眠経済の市場規模は4千億元を超え、30年には1兆元を突破する見込みだ。

「オンライン報告」によると、睡眠サポート類の生活雑貨のうち、手軽な安眠スプレーは19年の取引額が前年の33倍に増えた。市場の基数が大きい足湯用入浴剤とアロマ類商品の取引額は同50%以上増加した。購入者をみると、26-35歳の若いホワイトカラー、大学生、大学教員、小都市居住者がこうした小型の睡眠サポート商品を最もよく買っている。

業界関係者は、「全体的な流れをみると、消費者の睡眠消費に対する要求は、眠りの状態のチェックから眠りの改善へと変わりつつある。ハイテク度の低い日用品から医学的根拠のある先端的な商品へと変わりつつある」と話した。

眠りの状態をチェックするブレスレットのほか、各種の睡眠サポート装置、重力布団、微妙な温度調節が可能な羽毛布団、ブルートゥース瞑想ゴーグル、スマート睡眠ゴーグルなどが2019年の「ダークホース」になった。データによると、70後(1970年代生まれ)と80後(1980年代生まれ)がハイテク睡眠サポート商品の主力購買層だという。

全国衛生産業企業管理協会睡眠産業分科会の汪光亮執行会長は、「中国の睡眠市場はまだ十分に開発されておらず、産業構造が定まっていない新たなブルーオーシャンだ。質の高い眠りに対する消費者のニーズがますます明確になり、従来型ホームテキスタイルが産業化されて高度化し、睡眠医学とスマート技術が学際的に融合するのにともない、睡眠産業はこれから中国の健康消費分野の新たな経済成長源になるだろう」と述べた。(人民網日本語版論説員)

「人民網日本語版」2020年12月29日

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