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中国の若者が牽引する「睡眠経済」 1兆元市場に成長か
  ·   2020-12-30  ·  ソース:人民網
タグ: 若者;睡眠;経済
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「90後(1990年代生まれ)は健康診断の結果報告を見る勇気がない」に続いて、最近は「今時の若い人の睡眠」が人気の検索ワードになっている。

睡眠障害のある若者が年々増え続け、睡眠をサポートする商品の爆発的流行をもたらし、「睡眠経済」が生まれた。2020年の市場規模は4千億元(1元は約15.9円)以上に達し、30年には1兆元を突破する見込みだ。健康という視点からみると、飲食と運動に次いで、睡眠は3番目に高利益商品が生まれる可能性のある分野だ。

睡眠にお金を払うのは誰?

「2019年中国睡眠指数報告」によると、全国には睡眠障害を抱えた人が少なくとも3億人はおり、中でも90後の若者層が深刻な状況で、そのうち4分の3が夜11時以降に就寝し、3分の1は1時以降に就寝する。特に北京、上海、広州、深センの一線都市の状況がより深刻だという。

中国睡眠研究会が発表した「中国青年睡眠現状報告」では、回答者で「睡眠の質を自分でコントロールできる」とした人は10.2%にとどまったと同時に、「休む時間が不規則で、体内時計が安定しておらず、眠る時間がまちまち」とした人は60%を超え、「しっかり規則的に休んでいる」は10%に満たなかった。

仕事のストレスによって若者の眠りの質が低下しただけでなく、眠り方と携帯電話などの電子製品も眠りの質に影響する要因となっている。

よく眠れない若者が、まさに睡眠関連商品の消費の主力だ。京東ビッグデータ研究院が発表した「2019-2020年オンライン睡眠消費報告」によれば、消費データでは、睡眠関連消費の取引額の増加率が最も高いのは95後(1995年から1999年生まれ)のユーザーで、彼らには仕事や生活を向上させたいというニーズがあり、睡眠関連消費をする人が多いという。天猫のデータでは、昨年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間に、睡眠サポート商品を購入した人は前年同期比で174%増加し、このうち00後(2000年代生まれ)の増加率は434%に達した。

睡眠サポート商品が続々登場

淘宝(タオバオ)で「睡眠サポート」をキーワードに検索すると、関連商品を扱う店舗が480店以上あり、心地よい睡眠に誘う香り袋、メラトニンのサプリメント、中医薬の酸棗仁(さんそうにん)、安眠スプレーなど数十種類の商品が売られている。たとえばサプリメーカーの黄金搭檔の旗艦店で販売されている39.9元のメラトニンのサプリは、リアルタイムの月間販売量が4万点を超え、累計評価件数が18万1千件に達した。

また電子製品が「日々進化する」時代の中、若者はさまざまな目新しい科学技術による睡眠サポート商品を試し始めている。たとえば微量の電流で大脳皮質の神経伝達物質を刺激して感情を調節するスマート睡眠サポート装置、低周波マッサージ方式でひたいにある眠りのツボを物理的にマッサージするハイテクスマートゴーグルなどのほか、寝言を記録する機能やスマート目覚まし機能を備えた睡眠サポートアプリケーションなどもある。

大まかな統計では、アップルストアにはカタツムリ睡眠、ホタル睡眠、ホワイトノイズなどを代表とする睡眠サポートサプリが10種類以上ある。

中国で初めて人工知能(AI)睡眠サポートロボットを発表した衆徳智能の創業者の賈相晟氏は、「子どもは眠れなければおもちゃがあるが、大人には睡眠をサポートするちょうどよい商品がなかった。睡眠サポートロボットは大人を新鮮な気持ちにし、心の隙間を埋めてくれ、早くぐっすりと眠れるようにしてくれる。睡眠ロボットは大人の『ゆりかご』だ」と話した。

ここ数日、睡眠サポート商品はハイテク化しており、価格もますます高くなっている。市場でよく見かける睡眠サポート装置の場合、価格は100元ちょっとから数千元、1万元ほどと様々だ。高額でも消費者は躊躇せず、各ネット通販サイトで1万点以上売り上げた商品が少なくない。

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