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若者に砂糖代替甘味料が人気 健康と味の両立は可能か?
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· 2020-09-02 · ソース:人民網 |
タグ: 若者;健康;経済 | 印刷 |
コンビニで飲料のショーケースを開け、太りそうなコーラと甘くない炭酸水のどちらを買うか迷ってなかなか決まらない。ボトルの後ろにあるカロリー表示を見て、結局「無糖」と書かれた炭酸水を選んだ。「中国青年報」が伝えた。
今年の夏には、「無糖」、「砂糖代替甘味料」、「カロリーゼロ」が若者の飲料品の選択に影響するキーワードになり、市場ではこうしたキーワードをうたった飲み物やヨーグルト、お菓子などさまざまな商品が出回り、消費者にはこれまでよりはるかに多くの選択肢が与えられた。科学的なものの考え方が普及したため、多くの人が肥満や老化促進など、糖分取り過ぎの害を知るようになった。砂糖の入っていない商品は、健康も追求したいしおいしさも捨てがたいという若者の心をがっちりとつかんだ。
今時の若者の「魚も熊の手のひらもほしがる」(両方手に入れることは難しいものでも両方ほしがる)欲求が無糖市場の繁栄をもたらした。しかし砂糖は本当に悪者なのか。砂糖代替甘味料は本当に健康的なのか。
「砂糖はいやだが甘さはほしい」ので代替甘味料を使用
無糖は甘くないということではなく、さまざまな砂糖代替甘味料で甘さを出している。中国の「包装済み食品栄養ラベル通則」の規定では、食品の糖質量が固体は100グラムあたり0.5グラム以下、液体は100ミリリットルあたり0.5グラム以下のものは、「無糖食品」と表示してよいことになっている。
飲料の場合、とことん健康を追求するのであれば、白湯こそが正しい選択になるが、甘さの誘惑が断ちがたいというなら、甘さのある無糖飲料が若者にとって次善の策になる。
こうした商品はどんな砂糖代替甘味料を使用しているのだろうか。成分表を見ると答えがわかる。無糖コカコーラはアスパルテーム、(インターネット飲料メーカーの)元気森林はエリトリトール、喜小茶はエリトリトールとスクラロースを使用している。
ニーズの急速発展を正確に洞察する
体を鍛えることが好きな柴娜さんは数年前、トレーニング仲間の間で多くの人が無糖商品を求めていることに気づいた。「ダイエットは食事をコントロールして体を動す必要があるとしょっちゅう言っていて、中でも食事のコントロールがとりわけ重要だ。二つは対立しながら融合する1つのグループで、低炭水化物(糖質制限)とおいしさが両立する商品を求めている。市場では全粒粉のパンを売っているが、よく聞こえてくるのは、『体にいいとわかってはいるけれど食べられない、ごめんなさい』という声だ」という。
柴さんはその後、父親ががんになったこと、家族に40年間糖尿病を患っている人がいることから、健康手作りパンの店「Fit Foodie」をオープンした。ローストアマニ粉末、ココナッツパウダーを原料に使用して焼いたパンは、味と健康が両立し、ネットでの売れ行きは好調だという。
柴さんの顧客はどんどん多様化している。ダイエットしたい学生、子どもに砂糖をたくさん取らせたくない親、糖尿病患者、糖分を控えなければならない妊婦などだ。柴さんは、「多くの女性は抗糖化がアンチエイジングにいいと考えている。両者の関連はまだはっきりしないにも関わらず、抗糖化商品は女性によく売れている」と話した。
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