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ロケット少年に家具作り女子 若者たちの「ものづくり力」に脱帽
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· 2020-08-21 · ソース:人民網 |
タグ: 若者;手作り;社会 | 印刷 |
全国各地の多くの大学がこのほど、学校に戻ってきた学生の第一陣を迎え入れた。新型コロナウイルス感染症が流行する中、あなたは自宅で何をして過ごしていたのだろうか。新学期が近づいた今、「ものづくり」に没頭して過ごした若者たちを見てみよう。人民網が伝えた。
ロケット少年:大好きなことを仕事にしたい
最近、大学生が作った固体燃料ロケットの打ち上げ成功の様子を伝える動画が人気を集めている。動画には、ロケットの設計から流体シミュレーション、製造、テスト、コントロール、最終的な打ち上げ、回収まですべてのプロセスが収められている。
ロケットの設計者は劉上さん。南京航空航天大学で宇宙航空工学を専攻する学生だ。
劉さんは中学校の時に航空模型やロケット、化学に興味を抱き始めた。それから現在に至るまで、ずっと情熱を持ち続け、「大好きなことをずっと続けてきた。いずれはそれを仕事にしたい」と話した。
鉄道模型の達人:今していることのすべては、自分を大きく成長させてくれる
河南省周口市のある大学生がこのほど、自宅の畑にミニチュアの鉄道模型ワールドを作り上げた。トンネルや橋はもちろん、高速鉄道のミニチュアが実際に動いてトンネルを抜け、川を渡り、線路の切り替えもできる。
この「鉄道模型の達人」は張亜東さんで、現在大学1年生だ。3年前から機関車など電気で動く鉄道模型に夢中になり、今年4月に貴州省と雲南省を結ぶ「北盤江第一橋」の動画を見て感動し、自分の手でそれと似たような模型を作ってみようと決意した。問題にぶつかれば先生に教えてもらったり、鉄道建設のドキュメンタリー映像を見て方法を考えたりした。
3ヶ月間の試行錯誤を経て、ミニチュア鉄道が開通した。敷設された線路は70メートルを超え、橋の模型は6ヶ所ある。現在は第2期プロジェクトに取り組んでおり、南京の長江大橋と重慶の朝天門大橋の模型作成に取りかかり、自分の「鉄道王国」をますます充実させている。
張さんは、「今、努力していることのすべてが、少なくとも自分を大きく成長させてくれる」と考えている。
切り紙細工の伝承者:はさみがもたらす豊かで幸せな暮らし
暢楊楊さんは河南省洛陽市孟津県の民間芸術・孟津剪紙(切り紙細工)の伝承者だ。毎晩8時になると決まってライブ配信を行い、1丁のはさみ、1枚の紙で、切り紙好きな大勢のネットユーザーたちを魅了している。
暢さんは祖母の影響で小さな頃から切り紙が好きだった。2011年に中国旧正月飾り切り紙細工コンテストに出場し、当時最年少の受賞者となった。
故郷に帰った暢さんは孟津剪紙を学ぶかたわら、孟津剪紙の無形文化遺産登録申請のための資料を準備し始めた。2015年には、暢さんの努力の甲斐あって、孟津剪紙は河南省の省級無形文化遺産に登録された。また暢さんは孟津県で貧困者支援のための切り紙学習クラスを開催して、農村の余剰労働力が孟津剪紙の技術を身につけるよう支援し、技術による貧困脱却の支援を目指している。
暢さんは、「1人の力には限界がある。多くの人が私のようにはさみを手にして切り紙細工に取り組み、切り紙細工を通じて豊かで幸福な暮らしを手に入れることを願う」と語った。
家具作り女子:家具製作の世界に「我あり!」
2年に1回開催されるワールドスキルズは「技能五輪国際大会」とも呼ばれている。今年の中国・湖北ブロック予選では、家具作りコンテストに出場した唯一の女性出場者に注目が集まった。
その出場者は高盼さんといい、木工類の家具製作に挑んだ。16時間以内に誤差0.9ミリ以下の家具を作るため、高さんは努力して技術を磨いてきた。
高さんと木工との出会いは1年半前のことで、当時、学校が開設した木工のカリキュラムに参加したのがきっかけだ。初めて自分の手を動かして木製品を作った高さんはすっかり夢中になり、伝統的木工芸の中でも組み物構造の精巧さに強い興味を抱いている。
コンテストに向けた練習中、高さんはうっかりして左手の親指をけがしてしまった。コンテストの時も分厚いガーゼを巻いていて、手作業に少し支障があったことから、最終的に地区予選2位で終わった。
高さんは、「ナショナルチームに入りたい。いずれは家具製作の世界で名の知られた存在になりたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月20日
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