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若者に砂糖代替甘味料が人気 健康と味の両立は可能か?
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· 2020-09-02 · ソース:人民網 |
タグ: 若者;健康;経済 | 印刷 |
人気ブランドの元気森林は脂肪ゼロ、糖質ゼロ、カロリーゼロで注目を集め、飲料業界の破壊者などと呼ばれている。阿里巴巴(アリババ)のデータでは、2019年の天猫(Tmall)の「6・18」(6月18日のネットショッピングイベント)で、元気森林は226万本を売り上げ、水系飲料品のトップだった。また同年の「ダブル11」(11月11日のネットショッピングイベント)ではネット全体で販売量が2位になり、コカコーラやペプシコーラなどの海外ブランドを打ち負かした。19年通年の売上高は7億元(約108億円)を超えたという。
元気森林が考える自身のコア・コンピタンスは、ユーザーのニーズに対する正確な洞察、ユーザーのニーズに応えられる品質の高さとイノベーション能力だ。従来型の飲料メーカーと異なり、ネット飲料メーカーはデータの収集と分析を重視し、データの変化に応じて発展プランを調整する。元気森林のすべての商品は研究開発から生産までの間に、100回を超える味のブラインドテストを実施している。
無糖商品の摂取にも限度はある
無糖タイプの商品が爆発的に売れているが、砂糖代替甘味料を長期的にとり続けることが健康にいいのかと心配する人もいる。
中国農業大学食品科学・栄養工程学院栄養・食品安全学部の范志紅准教授は、「代償を払わずに満足させられる欲望はない。これまで多くの人が甘さに依存し甘さを好んでいたが、今の若者は健康意識が高く、理性と本能がぶつかりあう矛盾した状態にいることから、砂糖代替甘味料の人気に火がついた」と述べた。
范氏は続けて、「しかし砂糖代替甘味料を長期的に摂取し続けた場合の影響には注意しなければならない。たとえばアスパルテームはジペプチド型の甘味料で、一部の研究によると、アミノ酸の代謝を妨げ、神経伝達物質のバランスに影響し、たとえば脳のカテコールアミンの量に影響し、神経系を過度に興奮させて、不安や抑うつ気分に対抗する人体の機能にとってマイナスになる」と述べた。また公式アカウントで発表した文章の中で、「メカニズムからいえば、甘味料は甘さを感じさせるが、血糖値が高くなるわけではなく、人体の代謝系を『だます』のであり、長期的に何度もだましていると、人体の代謝調節メカニズムが乱れやすくなる」と指摘した。
范氏は、「商品に本当の砂糖が入っていないからといって、甘い食べ物や飲み物を好きなだけ取っていいということではない。甘さを摂取しすぎるのは、不健康な飲食習慣だ。自然の食べ物の味を取り入れ、主に果物やドライフルーツなどの自然の食べ物で甘みを摂取するのが、やはり合理的なやり方だといえる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年9月2日
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