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タニシ麺の入荷待ちに百万人!新型肺炎でインスタント食品が爆発的人気
  ·   2020-03-02  ·  ソース:人民網
タグ: 消費;新型肺炎;経済
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このところ注文しても届かない商品といえばマスクだが、まさかインスタント麺のタニシ麺まで届かなくなるとは誰も想像しなかっただろう。中国新聞網が伝えた。

最近、「タニシ麺を注文したけれど届かない」という話題がネット検索ランキングの上位に入っている。画面に表示されたその文字の行間にあふれているのは、グルメ達のおいしいものへの渇望感だ。

家にこもって1ヶ月。外に出て食事をするのもままならず、フードデリバリーや買い物もこれまでのように便利ではなくなった。この特殊な状況の中でインスタント食品に俄然人気が集まり、販売量は急増し、インターネットで売り切れて予約待ちをしなければ買えない事態も起きている。

インスタント食品が人気に タニシ麺は40日待ち 

「タニシ麺の写真を1回アップしただけで、たくさんの人にうらやましがられた」。胡朶さんがSNSにタニシ麺を食べているところをアップすると、すぐに大勢の友人たちからメッセージが寄せられた。友人の1人は、「自分が注文したタニシ麺は40日後でないと届かない。40日あれば自分でもタニシを育てられちゃうよ」と書いてきた。

グルメ達の待ちきれない気持ちはデリバリーのデータに直接反映されている。オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」が今月25日に発表したデータでは、ここ1週間のタニシ麺のデリバリー受注量は先週から58%急増。その注文の多くはオフィスビルからのものだった。増加率上位5都市は南京、桂林、厦門(アモイ)、長沙、北京となっている。

オフラインのレストランが完全には営業を再開したとはいえない状況の中、おいしいものを味わうには、デリバリーだけでなく、ネット通販で半製品を買って自分で料理する方法もある。

グルメ達は家で何を食べているのだろう。1月24日から2月1日にかけて、京東プラットフォームでのインスタント食品取引額は3.5倍増加し、蘇寧のインスタント火鍋シリーズの売り上げは同370.27%増加した。2月3-17日には、淘宝(タオバオ)でタニシ麺、火鳥麺(韓国の激辛インスタント麺)、各種インスタント麺、発熱剤付きインスタント火鍋、酸辣粉(酸っぱくて辛い春雨ヌードル)などの手軽なインスタント食品が売上高上位10位に入った。

グルメ達の購買意欲が高まると、インスタント食品の在庫もあっという間に品薄になった。淘宝で有名なタニシ麺ブランドの公式旗艦店をいくつか検索すると、どこでも「予約受付」の文字が表示され、4月4日以降でなければ届かないケースもあった。また発熱剤付きインスタント火鍋も簡単には手に入らず、予約しても同じように3月10日過ぎまで待たなければならない。

こうして「タニシ麺を注文したけれど届かない」という話題が検索ランキングの上位に入り、大手タニシ麺ブランドは相次いでコメント欄で謝罪するしかなくなった。その裏側には、大勢のネットユーザーからの「商品を早く送ってください」との声がある。今月21日に「タニシ麺を発送します」と発表した微博(ウェイボー)の淘宝店舗は、タニシ麺好きの女性ユーザーたちから注文が殺到し、24日には「欠品のお知らせ」をするしかなくなった。

ネットユーザーの1人は、「自分の生まれ育った広西壮(チワン)族自治区の人なら、広西でタニシ麺が食べられなくなる日がくるなんて思いもしなかっただろう」とコメントした。

2月21日、同自治区柳州市魚峰区は市内のタニシ麺メーカーの人手不足などの問題を緩和するため、ボランティア約200人をメーカー7社に派遣し、業務再開を支援した。

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