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2019年の経済流行語からみる中国の奮闘ぶり
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· 2019-12-13 · ソース:人民網 |
タグ: 中国経済;流行語;経済 | 印刷 |
中国では、5Gに関する研究開発と投資が爆発的に増加しており、デジタル都市セキュリティシステム、ドローンによる救援活動、遠隔操作の自動車運転、4K高精細リアルタイム教室、遠隔医療、インダストリアルインターネット(産業のインターネット)など多くの分野・産業が、5Gの到来を受けて活発な動きをみせている。
流行語5:ハイテクベンチャーボード
今年6月13日、ハイテクベンチャーボードが設立され、中国資本市場に新しいボードが誕生した。
ハイテクベンチャーボードは国家戦略に合致し、キーとなるコア技術でブレークスルーを達成し、市場に高く評価されたテクノロジーイノベーション企業が主なサービス対象で、次世代情報技術(IT)、先端設備、新材料、新エネルギー、省エネ・環境保護、バイオ医薬といったハイテク産業と戦略的新興産業を重点的に支援する。現在、ハイテク企業数十社が上場を果たし、このことは中国の産業のモデル転換・高度化、経済の高い品質の発展を実現する上で大きな力になる。
流行語6:「買って買って買って」
商品PRのライブ配信が今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)では全面的かつ爆発的な勢いをみせ、大手ECはどこも重点マーケティングの土俵とした。淘宝(タオバオ)、京東、快手、抖音(TikTok)、蘑茹街、網易考拉などがこの新しいECの競争に続々参入した。淘宝のまとめたデータでは、今年の天猫(Tmall)の「ダブル11」では20万を超えるブランド・企業の半分が自らライブ配信のスペースを開設し、配信回数は昨年の2倍に増えたという。
「OMG」(オーマイガー!)、「買って買って買って」……こんな「美を愛する数多くの人々」に喜ばれも嫌がられもする呼びかけを、多くの人は耳にしたことと思う。19年には「口紅アニキ」と呼ばれる李佳▼(王へんに奇)さんが大評判になった。11月10日の夜7時から翌日の深夜2時にかけて、李さんのライブ配信は視聴回数が3683万2500回に、「いいね!」が6507万7千件に達した。
11月11日の深夜から、天猫の「ダブル11」は次々記録を更新した。2時間で148ブランドが売上1億元を達成して「1億元クラブ」に入った。淘宝のライブ配信は9時間で成約額100億元を達成した。阿里研究院とデロイトトウシュトーマツなどが共同で発表した「中国輸入消費市場研究報告」は、「ライブ配信を行うECの消費者を誘導する役割は明確であり、輸入の新たな消費形態をリードし始めた」と指摘した。
流行語7:「好きなだけ果物を食べる」「好きなだけ豚肉を食べる」
上半期には果物、下半期には豚肉など、一部の農産品価格が上昇して消費者物価指数(CPI)を押し上げた。現在、果物価格は正常な水準に戻り、豚肉価格は最近は下落しつつも、なお高い水準にある。
多くの農産品はライフサイクルが長く、価格に周期的な変動が生じやすい。今回の豚肉価格上昇は上昇幅が大きく、継続した時間が長く、これは主に「豚肉の周期」にアフリカ豚コレラの影響が加わって、供給不足が続いたためだ。現在のCPI上昇は主に豚肉価格の上昇にけん引されたものであり、明らかな構造的特徴がみられ、その他の商品価格には異動はみられない。全体としてみれば、中国の安定した通貨政策のさじ加減が適切で、経済運営は安定しており、これから短期間にインフレが発生する可能性は小さいといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月12日
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