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中国経済は過去57年で最悪? 成長率6%は世界でどのような水準?
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· 2019-10-25 · ソース:人民網 |
タグ: 中国経済;GDP;経済 | 印刷 |
23日に行われた中国外交部(外務省)の定例記者会見で、記者の一人が、「米国の指導者が、中国経済は過去57年間で最悪だと述べたことをどう思うか」とたずねた。これに対し、同部の華春瑩報道官は、「今年に入ってから、中国経済の運営は全体として安定を保ち、安定の中で成長する良好な流れを維持した。第1-3四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.2%増加し、このペースは世界の主要エコノミーの中で1番だ」と述べた。
華報道官は、「中国の経済情勢は誰かの一言や二言で変わるようなものではない。他人の顔をつぶしても自分の問題を解決することはできない」と述べた。
中国経済情勢はつまるところどうなのか。成長率が少し鈍化したことは経済の下ぶれを意味するのか。
鈍化し続ける世界の成長ペース
国家統計局が発表したデータによると、大まかな計算では、今年第1-3四半期の中国のGDPは69兆7798億元(1元は約15.4円)に上り、比較可能な価格で計算すると、同6.2%増加した。うち第3四半期は同6.0%増加した。
同局の毛盛勇報道官は、「グローバル経済の規模1億ドル以上のエコノミーの中で、中国の成長率が最速だ」と述べた。
年初以来、米国、欧州、日本などの主要エコノミーの成長率が軒並み鈍化した。国際通貨基金(IMF)は最新の報告の中で、「2019年のグローバル経済成長率は3%になる」と予想し、4月の予測値から0.3ポイント引き下げた。これは2008年の金融危機発生以降の世界経済成長率としては最低の水準だ。
主要エコノミーの経済発展がどのような状況にあるか、具体的にみてみよう。
米商務省が発表したデータによれば、米国の第2四半期のGDPは同2%の成長で、第1四半期の3.1%増加に比べ目に見えて鈍化した。第3四半期の成長率について、市場の期待はそれほど高くない。これは主に、今年8月に米国の輸出入の貿易赤字が増大し、市場の予想を上回る赤字額を記録したとのデータがこのほど発表されたことによるものであり、第3四半期の経済成長にもマイナス影響を与える可能性がある。複数の機関が第3四半期の成長率は2%に届かないとの見方を示す。
英国は欧州連合(EU)離脱など各方面の影響により、データは楽観できないものになった。英国立経済社会研究所(NIESR)の予想では、第3四半期のGDP成長率は0.3%だという。
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