ホーム >> 経済 >> 本文 |
アリババとテンセントがオフライン小売包囲戦で激突
|
· 2018-08-30 · ソース: |
タグ: 新小売;EC;経済 | 印刷 |
決算だけでなく、実店舗型小売企業は協力への満足感をはっきりと表明してもいる。高新零售は、「アリババと戦略的同盟を結んでから、大規模な売り場にネットの人気商品を置くなどして、品揃えを拡大・充実させることができた」と話す。カルフールと同じく、ウォルマートも、「テンセントとの協力が自社にすばらしい可能性をもたらした」との見方を示し、ダグ・マクミロン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「今後はテンセントとの戦略的協力を進化させ、微信(WeChat)のミニプログラムを利用したウォルマートアプリによる決済機能(ウォルマートペイ)の普及拡大をはかる」と述べた。
実店舗型小売大手はデータによって協力の通知表を外部に示しながら、双方の協力への満足を語り、今後に熱い期待を寄せることも忘れない。17年にはアリババとテンセントが意識的にまた無意識的に小売大手との接触を手探りしていたが、18年上半期が終わった時点で、双方は短期間にそれぞれの小売業態を系統的に構築し、双方による独占の局面を形成しており、オフラインの包囲線が正式に始まっていた。
中国社会科学院財経戦略研究院の李勇堅院長は、「アリババもテンセントも早急に実店舗型小売大手との提携の成果を外部に示し、これをてこにより多くの協力パートナーを味方に引き入れる必要がある。質の高い小売企業資源は有限で、インターネット大手は早急に限られた選択肢の中から最も適切な提携相手を探さなければならない」と述べた。
EC取引技術国家プロジェクト実験室の趙振営研究員によると、「アリババはプラットフォーム型企業であり、EC業務では常に強い立場にあり、成熟した運営システムを作り上げた。触手を小売分野へ深く延ばそうとする時、既存のモデルと実店舗小売企業とのすりあわせを試みてきた。アリババはなんといってもシステムの核心であり、強い発言権をもち、ユーザー運営の過程で大規模プラットフォームの先端サービスと末端サービスを通じ、供給チェーンに深く食い込んできた。テンセントは手元にある資源をてこにして実店舗型小売企業を発展させ、さらに企業が相互に協力し合うよう促進し、より多くのサービスシーンを連携させ、実店舗型小売企業のモデル転換にツールを提供してきた」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月29日
前のページへ1 |
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号