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国際金融アーキテクチャの強化のための中国の提案に期待
  ·   2016-09-04
タグ: 国際金融;アーキテクチャ;経済
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 2008年に国際金融危機が生じて以来、G20はすでにサミットを10回開催している。間もなく開かれるG20 杭州サミットでは、世界経済が直面する様々な挑戦に焦点を当て、政策による対応と国際協力におけるより深く踏み込んだ幅広い討論が行われる。なかでも国際金融アーキテクチャの強化は最も努力が必要とされる課題の一つである。(文:国際通貨基金事務局長・林建海)

中国はG20ホスト国となってから、国際金融アーキテクチャ作業グループを再構築し、各方面と手を取り合い、国際金融アーキテクチャの強化に努力してきた。今年7月に四川省成都で行われた財務相・中央銀行総裁会議の後、G20は「より安定的かつ強靭な国際金融アーキテクチャーを目指すためのG20アジェンダ」をすでにまとめており、IMFによる特別引出権(SDR)の使用の拡大、グローバルな金融セーフティネット(GFSN)の強化、国際通貨基金(IMF)のクォータ増額とガバナンス改革の推進、ソブリン債務再編メカニズム(SDRM)、資本流動のモニタリング・コントロール等5つの面で一連の提案を行い、杭州サミットでG20のために国際金融アーキテクチャの強化に向けた「中国の提案」の提出を目指している。

国際金融アーキテクチャの強化は今日の経済金融情勢において重要度がさらに増してきている。その主な原因として、一つには世界経済の多元化が進んでいる点が挙げられる。新興市場国と発展途上国の経済総量が増加し続け、国際的な地位も急速に上昇している。まだ第二に、世界経済のリンケージが大幅に強化されている点が挙げられる。ここ30年ほど、国際貿易ネットワークは非常に複雑化してきたばかりでなく、世界におけるグローバル・バリュー・チェーン(GVC)や地域バリュー・チェーン(RVC)が急速に発展し、世界的な資本流動も大幅に増加してきている。これらの変化は国際アーキテクチャに新たな要求を突き付けている。

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