中国経済は2015年、全体として安定した動きを見せ、「新常態」(ニューノーマル)下で中国経済が転換期に入ったことをうかがわせた。この時期においては、「メイド・イン・チャイナ」などの従来型の産業によって改革の持続的な進行を後押しすると同時に、「インターネットプラス」などの新たな業態によって経済発展に新たな原動力を注ぎこむ必要がある。2015年は、「インターネットプラス」や「メイド・イン・チャイナ2025」など経済関連のホットワードが浸透した年となった。これらのホットワードは、中国経済の転換の道を反映したものともなっている。中国新聞網が伝えた。
【インターネットプラス】
2015年に最も注目された経済のホットワードはと言えば、「インターネットプラス」が真っ先に挙げられることは間違いない。このホットワードは今年、政府活動報告に盛り込まれただけでなく、業界や世論の注目のトピックとして年間を通して話題を集め、各大型経済フォーラムの常連トピックとなった。
この「インターネットプラス」とは、「インターネット+各従来産業」を指し、「革新2.0」の下でのIT発展による新業態として2011年11月に打ち出されたコンセプトである。「プラス」とは、両者の単純な合計ではなく、情報通信技術とインターネットプラットフォームを利用し、インターネットと従来産業との境界を超えた緊密な融合を実現し、新たな発展環境を生み出すものと位置付けられている。