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「中国のオンライン文学ブーム」、世界中で引き続き加熱中
  ·   2021-03-11  ·  ソース:人民網
タグ: 文学;オンライン;文化
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世界の国々は長年、特定の商品やシンボルを通じて文化的イメージをキープするよう取り組んできた。例えば、米国にはハリウッドやコカ・コーラ、ポップミュージック、英国には王室、ジェームズ・ボンド、イタリアには歌劇、ルネサンス時代の画家、日本にはアニメ、韓国にはK-Popといった具合だ。海外では、中国文化というと、カンフーやパンダ、中国料理などが往々にして連想される。しかし、欧米諸国や日本、韓国などと比べると、中国文化の影響力はまだまだ伸びしろがあり、そのような状況は近年、少しずつ改善されている。ドイツの外国向けラジオ放送「 Deutschlandfunk(DLF)」の定期刊行物は最近、「中国のオンラインゲームやショート動画などの新たな文化的アーチファクトが世界的に人気になっている。おもしろく、政治性がないことがそれらの特徴だ」と伝えた。世界で人気となっているショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」のほか、一部の国や地域で、中国企業の商品が大ヒットしている。また、インターネットという新しいキャリヤーを通して、中国の小説や映画、ドラマなどが次々に海外進出を果たしている。

「西遊記」は数百年に渡って語り継がれ、中国国内外において影響を与え続けている。そして、それを通して、世界中の人々が東洋の神話小説の魅力を味わい、「孫悟空(美猴王)」が、世界で知られ、認められている「チャイニーズヒーロー」となっている。

中国文化から誕生し、文化の壁を超えて発信される性質をもともと備えているオンライン文学が現在、勢いと活力に満ちた文化的アーチファクトを世界に提供し、世界の文化融合と交流を促進している。

昨年11月、2020第1回上海国際オンライン文学ウィークで発表された「2020オンライン文学海外進出発展白書」(以下、「白書」)は、オンライン文学の海外進出を牽引する中国電子書籍大手・閲文集団(チャイナ・リテラチャー)が運営する海外版ポータルサイト「起点国際(Webnovel)」を研究サンプルとし、中国のオンライン文学の海外市場におけるパフォーマンスを分析し、ユーザーのイメージを描き出す、初の白書となっている。

「白書」によると、中国のオンライン文学の読者は世界中で増加し、人気となり、好評を博している。オンライン文学の海外進出の全体的な規模を見ると、2019年、中国で海外に輸出されたオンライン文学作品は1万作品以上に達し、40以上の「一帯一路」(the Belt and Road)参加国・地域をカバーしている。

「起点国際」において、クリック回数が1千万回を超えているオンライン文学作品は約100作品ある。例えば、師を尊び教義を重んずるという中国伝統文化が描写されている「天道図書館」や、現代中国の都市の様子や医学の発展が反映されている「大医凌然」、熱意に溢れ、一生懸命努力する現代の若者を描く「全職高手」などは、海外の熱狂的なファンを抱えている。

「白書」の分析では、オンライン文学の海外進出には現在、3つの大きな動向がある。その1つは、翻訳の規模が拡大し、オリジナル作品が世界中で開花し、そのライセンスも共に海外進出している点だ。「起点国際」と世界各地の翻訳者が継続的に連携し、同プラットフォームにアップされている中国オンライン文学の英語版の数は増加の一途をたどり、既に1700作品を超えている。海外へのライセンス契約を見ると、閲文集団は既に、日本や韓国、また、タイやベトナムなどの東南アジア諸国、米国、英国、フランス、トルコなどで、デジタル版や紙媒体版での出版をめぐるライセンス契約を結んでおり、その作品数は700作品以上に達している。

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