中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 文化 >> 本文
  • descriptiondescription
中国のSF映画「流浪地球」はなぜ爆発的大ヒットとなったのか?
  ·   2019-02-13  ·  ソース:
タグ: 映画;宇宙;文化
印刷

「流浪地球」の興行収入と口コミが揃って急上昇しているのは、そのテーマ自体に優位性があるからだ。コメディ映画がパターン化しているのに対して、「流浪地球」で描かれているSFの物語は、多くの人にとって新鮮味がある。劉慈欣の原作小説で描かれている地球に推進エンジンや方向転換器を建設し、地球をまるごと太陽系から脱出させ、宇宙で新天地を探すというのが同作品の核となっている。おもしろいSF映画には、そのような核が必ずあるものだ。また、製作技術が飛躍的に向上しているほか、中国と海外の協力が進んでいるというのが、「流浪地球」の誕生につながった。

SF映画の製作技術は2つの分野に分けることができる。1つは、ソフトウェアの分野。例えば、コンピューターグラフィックス(CG)技術、3Dバーチャルカメラ、映画の特殊効果製作に使われる各種ソフトウェアなどがある。2つ目は多くの種類の技術を組み合わせ、非常に手間をかけて理想の效果を生み出すという技術の実現だ。

中国には後者の面で優位性があるため、近年多くの海外のSF大作の制作が中国で行われている。こうした中国と海外の協力が中国国産SF大作の誕生のために、良い土壌を整えたといえる。こうした環境の中、「流浪地球」が登場したのは、決して偶然ではない。

ハリウッド大作に登場する荒廃したニューヨークやロサンゼルスなどを見飽きた人が、「流浪地球」を見て、凍り付き荒廃した北京や上海、杭州を見ると、その終末的な世界観に、これまで感じたことのないような視覚や感情の刺激を受けることになる。

その他、中国で現在人気となっている海草ダンスが懐かしの一曲として流れたり、トレーラーのエンジンを入れるたびに流れる「北京市第三区交通委員会からお知らせです。道路は何千万本もあるが、大事な1本は安全運転。交通ルールを守らず事故が起きれば、家族が二筋の涙を流すことになります」という交通安全標語は、観客らを思わず笑わせるのと同時に、中国人ならではのユーモアと自信をも感じることができる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年2月12日

前のページへ12
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号

中国語辞書: