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中国のSF映画「流浪地球」はなぜ爆発的大ヒットとなったのか?
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· 2019-02-13 · ソース: |
タグ: 映画;宇宙;文化 | 印刷 |
家と祖国と故郷の土地に深い思い入れのある中国人は後者を選択するだろう。これが春節(旧正月、今年は2月5日)映画として封切られ、爆発的ヒットとなっているSF作家・劉慈欣の小説を映画化した「流浪地球(The Wandering Earth)」の物語だ。
公開から3日目を迎えた7日、春節映画の中で評判が最も良かった「流浪地球」の興行収入は期待通りのロケットスタートを見せ、春節映画の1日当たりの興行収入ランキングでトップに立った。
大スクリーンに映し出されたミステリアスに赤く輝く木星、凍りついた地球、無残な姿に変わり果てた北京や上海など、中国の映画史上まれにみる特殊効果による映像はSFファンであるかに関わらず、観客全員を震撼させるほどの迫力だ。また同作品がきっかけとなり、「科学」や「SF」などが人々の話題に上り、「『流浪地球』により中国SF映画元年がスタートした」、「『流浪地球』は不合格」といった賛否両論が渦巻き、大きな盛り上がりを見せている。
加えて呉京(ウー・ジン)や呉孟達(ン・マンダ)などの人気俳優が主演を務めていることもあり、同作品は口コミも興行収入もそろって急上昇している。コミュニティサイト・豆瓣での評価は8.4ポイントに達している。ネットユーザーからは、「期待をはるかに上回っていた」、「ついに中国のSF大作が誕生した」、「涙が出た」など、興奮を隠せないコメントが次々に寄せられ、10日の本稿執筆時点で、興行収入はすでに20億元(1元は約16.23円)に達した。業界関係者は、少なく見積もっても、興行収入は40億元に達すると予想している。
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