北京市では20日から、五輪大会に向けた交通規制が全面的に開始された。全ての自動車はナンバープレートの偶数・奇数による規制を受ける。「飛行禁止令」やオフピーク通勤などその他の五輪向け措置も同日から実施。さらに一部の道路に設けられた五輪専用車道の使用開始も同日に予定されている。8月8日の五輪開幕をひかえ、北京市は正式に「五輪期間」に突入した。「中国新聞網」が伝えた。
北京市及び外地から北京入りする自動車に対しては五輪期間中(7月20日~9月20日)、ナンバープレートの奇数・偶数に基づいた交通規制が行われる。北京市が19日に新たに打ち出した措置によると、午前0時から午前3時までの3時間はナンバーによる規制の適用外となる。関連部門の推計によると、規制措置によって走行できなくなる自動車は約200万台で、道路の走行環境や空気の清浄度は大きく改善される見込みだ。
北京の一部の道路に設けられた五輪専用車道も20日に使用開始となった。関連部門の通告によると、協議関係者の▽北京への到着と出発▽トレーニング▽試合――などへの道路利用に対応するため、五輪専用車道が7月20日から9月20日まで段階を追って使用される。
「飛行禁止令」も20日から実施となった。個人・法人・その他団体による小型飛行機やその他の航空機を使った北京市行政区域内での飛行活動は、オリンピック・パラリンピックで特別に必要となるものを除き、関連部門の決定に基づいて7月20日から9月25日まで禁止される。
「人民網日本語版」2008年7月20日
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