中国侵略旧日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の朱成山館長は24日に取材に応じ、野田佳彦首相の来館通知は現在のところ受け取っていないと語った。ウェブサイト「中国新聞網(南京支局)」が伝えた。
これに先立ち、日本メディアは、野田首相が来月12、13の両日に訪中し、南京を訪れると報道した。12月13日は中国国民が南京大虐殺同胞遭難を記念する日で、毎年この日、南京では各種記念行事が催される。このため、野田首相が同日、同館に来館するかどうかをめぐって憶測が飛び交っている。
1995年、村山富市首相が訪中した際、戦後の日本の歴代首相として初めて盧溝橋と中国人民抗日戦争記念館を参観した。1997年の橋本龍太郎首相の訪中では、「九・一八(満州事変)」記念館を参観、戦後初めて中国東北地区を訪問した日本の歴代首相となった。2001年、小泉純一郎首相が訪中した際は、盧溝橋抗戦記念館を参観し、旧日本軍の中国侵略の歴史に対して反省とお詫びの意を示した。しかし中国侵略旧日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪問した日本の首相はまだいない。
「これまでに首相経験者の方がお二人いらっしゃったことはありますが、在任中にいらした方はまだいません。野田首相がいらっしゃるかどうかについては、お答えするのが大変難しいところです」と朱館長は語る。(編集HT)
「人民網日本語版」2011年11月24日 |