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日本ドキュメンタリー映画祭「2011REAL」

                        本誌日本語専門家 勝又あや子

 

12月2日から4日まで、北京市内の北劇場で、日本ドキュメンタリー映画祭「2011REAL」が開催された。今回の映画祭は「不動揺!感知新世紀影像日本」をテーマに、今の日本を中国の人々に感じ、知ってもらうと同時に、「揺れる現実の中の揺らがない真実は何か」を中日両国の人々がともに考え、交流する場となった。

12月2日に行われた開幕式には、日本から纐纈あや監督(右から3人目)、森元修一監督(同4人目)、澄川嘉彦監督(同5人目)が参加したほか、俳優の矢野浩二さん(左から1人目)、作家でミュージシャンの田原さん(同2人目)も駆けつけた

 

日本の現代社会を反映する作品5本を上映

日本ドキュメンタリー映画祭「2011REAL」は、中央戯劇学院と国際交流基金北京日本文化センターが共同主催し、2011REAL実行委員会が企画・運営した。2009年に続いて3年ぶり2回目の開催で、前回の「感知新世紀影像日本」をさらに発展させ、「不動揺!感知新世紀影像日本」をテーマに据えた。

映画祭では、28年間にわたって原発反対運動を続けてきた祝島の人々を描いた『祝の島(ほうりのしま)』(監督:纐纈あや)、東日本大震災2週間後の仙台、東松島、石巻市を撮影した『大津波のあとに』(監督:森元修一)、岩手県の山奥で暮らす老夫婦の生活を15年にわたって撮り続けた『タイマグラばあちゃん』(監督:澄川嘉彦)、2007年の能登半島地震後に現地の人々を励まし続けた地元高校女子ソフトボール部を描いた『私たちの時代』(監督:今村亮)、『タイマグラばあちゃん』の撮影をきっかけに山暮らしを始めた澄川家の子供たちが大自然の中で成長する姿を追った『大きな家』(監督:澄川嘉彦)など、現代日本社会を反映した作品5本が上映された。作品上映後は監督のトークセッションや観客との交流も行われた。

2日に行われた開幕式では、日本から映画祭に参加した纐纈あや監督、澄川嘉彦監督、森元修一監督らのほか、中国からドキュメンタリー映画監督の馮艶さん、作家でミュージシャンの田原さんらが参加した。また中国で活躍する俳優の矢野浩二さんや大塚匡将さんもゲストや司会で登場し、会場を沸かせた。

開幕式の挨拶で田原さんは、地震後の日本訪問の経験も交えながら、「今回の映画祭の『リアル』と『揺らがない』というキーワードにとても心を揺さぶられた。地震後、日本は大きな変化の中にあるが、日本人はこの変化を淡々と受け入れている。一方中国は今急激な変化と新しいエネルギーが爆発する時期にある。今回の映画祭が、『リアル』と『揺らがない』というキーワードをめぐって日中両国の人々が交流を深める機会になればと思う」と語った。

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