2010年10月13日、チリのサンホセ鉱山落盤事故現場から15番目に救出され、救助隊員に搬送される鉱山作業員 (AFP通信)
鉱山作業員33名が深さ700メートルの地下坑道内に閉じ込められ、17日後にようやく安否が確認され、69日後に坑道から救出された。8月5日から10月13日までの間、33名のチリ鉱山作業員は世界中の注目を集めた。
採鉱の安全性が基本的に確立していたこと、厳格な制度規定、先進の科学技術手段と人命優先の価値観により、33名の鉱山作業員はたぐいまれな救出劇によって幸運にも救出された。救出に至るまでにいくつもの忘れがたい場面があった。鉱山作業員の生存が確認された後、チリ裁判所は鉱山所有企業の資産190万ドルを凍結して賠償金支払いに充てるよう命令した。また、地下坑道に閉じ込められた鉱山作業員の気持ちを安定させるため、救助隊は鉱山作業員たちに物資を届けると同時に、鉱山作業員たちと家族との手紙のやり取りの手助けをし、電話やテレビ電話を通じてコミュニケーションを取り、トランプや本、電子機器、映像プレーヤー、DVDなど精神的な支えになるものを届けた。
「北京週報日本語版」2010年12月20日 |