中国日本商会は、1980年に設立された「北京日本商工クラブ」を母体とし、1991年4月22日に外国の商工会議所の第一号として中国政府から正式に認可された日系企業の団体であります。
以来、中国における日系企業を代表する団体として、日系企業間の交流、日中経済交流の促進のみならず日中の文化面での交流拡大等、多岐にわたる活動を展開しております。
昨年は、日中国交正常化35周年、日中文化・スポーツ交流年でした。また、本年は、日中平和友好条約締結30周年、日中青少年交流年であり、日中交流が近年になく盛り上がっております。
日中交流の深化に伴い、日本商会では、従来にも増して、様々な機会を通じた日中の幅広い関係者との交流、相互理解推進のための活動に注力しているところです。
また、日本商会では昨年から中国人大学生を日本視察旅行に招待する「走近日企・感受日本」事業をスタートいたしました。将来の中国を担う若い世代に日本を見てもらい、日中の相互理解を深めることを目的とする社会貢献活動です。昨年は2回派遣しております。本年は5月から6月にかけて第3回訪日団を派遣し、現在、第4回訪日団を11月に派遣するための準備を進めております。ご列席のメディア関係の皆様におかれましては、こうした日本商会の事業にご注目をいただければ幸いです。
さて、このような中、関係者の皆様のご尽力により、本日、「日中平和友好条約締結30周年記念及び改革開放後の中日関係フォーラム」が開催されます。非常にタイムリーな企画であり、本フォーラムが両国の互恵関係の発展の一助となることを願っております。
「北京週報日本語版」 2008年8月 |