中日共同歴史研究委員会の第2回会議が3月19~20日、東京で行われた。双方の委員は、今年12月の第3回会議までに各テーマについて各自の研究成果をまとめ、2008年6月の第4回会議までに、研究成果に対して十分な討論と修正を行い、最終的に共同研究報告をまとめることで合意した。
▽研究テーマの共同確定
中日共同歴史研究は去年12月26日、北京で正式に始まった。両国の研究者は「中日共同声明」「中日平和友好条約」「中日共同宣言」の3つの政治文書の原則に従い、「歴史を正視し、未来に向かう」という精神のもと、共同研究を始めた。両国の学者は互いの研究背景について理解し、相互理解の第一歩を踏み出した。
第2回会議では、双方は「古代史」と「近代史」の両グループに分かれて中日関係史における重大な問題を研究することを決定。「古代史」グループは3つのテーマと6つのサブテーマを定めたほか、「近代史」グループは近代の中日関係を3つの時期に区分し、計9つのテーマについて研究する。これらのテーマは両国の2千年余りの交流史、近代以降の不幸な歴史、および戦後半世紀余りの両国関係の発展の過程をカバーする。
現在、中日双方からそれぞれ10人の研究者が研究に参加しており、ほとんどは研究所もしくは大学で歴史学研究を行っている。参加する研究者の数は今後さらに増える見込み。
「人民網日本語版」2007年4月12日 |