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中国を透視する―中国・一問一答  
問 ここ数年来、中華文化の世界への紹介を推進する重要な一環として、中国は国外で一連の大規模な文化交流イベントを開催してきたが、主にどんな形で行ってきたのか。対外文化交流を展開するに当たって、政府にはどのような具体的な構想があるのか。

 中国を知るには、文化が重要な方法の1つになるだろう。中国はこの数年来、パリのシャンゼリゼからワシントンのケネディ芸術センターに至るまで、はるかに遠い海上シルクロードから、広大なアフリカ大陸に至るまで、中国の歌や踊りを目にし、飾り提灯を観賞し、爆竹の音を耳にし、竜や獅子舞いで新年を祝うことのできる一連の大規模な対外文化交流イベントを開催してきた。こうしたイベントはまさに中国の伝統や現代の優れた文化を紹介する窓口、外国人に中国文化を理解してもらう重要な方法だと考えている。

統計によると、現在までのところ、中国は148カ国と文化協力協定を結び、850余りの文化交流実施計画に調印している。また千近くの国際文化組織・機構とさまざまな形の文化往来を展開しており、対外文化交流プログラムは毎年約1600件、延べ3万2000人に達するなど、1949年の新中国建国以来最も良い状況にある。

中華文化の海外での地位を高めようと、政府は今、統一的な計画に基づく文化資源の統合に積極的に取り組んでいるところだ。政府が先頭に立って推進する一方で、民間の交流や市場の運営を奨励する、これを対外文化交流の主体にしたいと考えている。今後数年間に中国政府は、以下のような対外文化交流を展開したいという構想を練っている。

第1に、文化年や文化ウイーク、文化デーなど大規模な総合イベントといった、影響力のある重点文化プログラムを随時実行していく。

第2に、今後も世界各国との安定した文化交流関係を維持していく。政府側は文化交流計画の締結を通じて、プロジェクトの実施を推進し、民間文化の交流活動を支援すると同時に、ビジネスルートを通じて、中国の文化関連商品が国際市場に進出できるよう奨励する。

第3に、海外文化センターを建設して発展させていく。現在、マルタのヴァレッタやフランスのパリ、エジプトのカイロ、韓国のソウルなどにある文化センターはすでに運営を開始している。今後5年から10年以内に、20~25カ国に中国文化センターを開設する。

第4に、今後も(春節)旧正月や国慶節など、重点的な中華文化ブランドをPRするとともに、国内で一連の国際文化芸術フェスティバルや数多くの国際芸術コンテストを開催していく。こうした国際文化イベントを通じて、中国をアジアの文化活動センターおよび世界の主要な文化活動センターにする。

第5に、多角的な国際文化交流活動に積極的に参加するとともに、活動を開催していく。ユネスコや世界知的財産権機関、アジア・ヨーロッパ基金など重要な国際組織との連係と協力をさらに強化し、多角的な活動の国際舞台を活用して、中国の平和、発展、協力の対外方針を広めることで、世界の文化の多様性の発展を促進する。

5000年余りの文明史を擁する文化の発祥地として、ここ数年来、中国文化は国際舞台で精彩を放ち、世界が中国を理解する上で積極的かつ取って代わることのできない役割を発揮してきた。しかし、総体的に見て、世界の中国に対する理解はまだ不十分であり、われわれは文化交流を通じて、世界に真の中国をより多く理解してもらう必要があるだろう。

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