中国人民政治協商会議の賈慶林主席は26日北京で、「中日双方は国交正常化35周年などの重要なチャンスを機に、政治的信頼関係を一層強め、実務レベルでの協力を深め、共同利益を拡大し、両国関係を一層高いレベルに推し進めていく必要がある」と表明した。
これは賈慶林主席が日本の森喜朗元首相と会談した際、述べたものである。賈慶林主席はその中で、「中日両国は今、全般的に良い発展の勢いを保っており、両国の指導者が頻繁に往来している」と述べ、「歴史問題と台湾問題を適切に処理し、中日関係を健全、かつ安定的に発展させることが極めて重要である。民間の友好は中日関係の基盤であり、双方が中日国交正常化35周年の記念活動の共同開催により、両国人民の友好感情を一層深め、中日関係の社会的基盤を強固なものにしていくよう積極的に努力すべきだ」と述べた。
森元首相はこれに対し、「今年4月、温家宝首相は成功裏に日本を訪問し、これにより、両国の指導者が相互訪問が実現できた。両国はこれをきっかけに、二国間関係の新たな局面を作り出し、各分野での実務レベルの協力を深め、アジア及び世界の平和と安定のために貢献していく必要がある」と述べた。
「CRI」 2007年8月27日 |