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私達が1つの概念を提起し、それに対して分析、討論を行うたびに、自然にそれに対し各方面から定義を行い、さらにはその内容と論理を掘り起こすことになる。「方式」という用語そのものにはなんらほめるかこきおろす意味はない。これまで国際社会で宣伝された「中国の脅威」や「平和的台頭」と比べて、「中国の方式」が人に与える感じはいっそう中性的なもので、しかもその学術的な重みも更に大きく、政界、学界を問わず、いずれもこの概念に対し重点的に理論的模索と研究を行い始めている。
「中国の方式」はすでに世界的話題となる。
観点の抜粋

「中国の方式」は中国に存在し、そして引き続き発展をとげ、改善されるものであり、これは十分な理由があるべきものである。

――趙啓正(全国政治協商会議外事委員会主任)

中国の経済における台頭と世界における影響力が確かに人々に誇りを感じさせるものであるにもかかわらず、さらに重要なのは、必ず冷静な頭脳を保ち、「中国の方式」が経験しているきわめて大きな挑戦にさらされていることを見て取らなければならないことである。

――鄭永年(シンガポール国立大学東アジア研究所所長)

経済方式から見て、中国が直面している最も大きな問題は、いかにして政府によって主導される経済の成長から市場によって主導される経済の成長へと転換するか、つまり、経済に対する政府のマクロ規制の役割を発揮すると同時に、いかにして市場そのものの役割をよりよく発揮するかということである。

―――汪玉凱(北京大学政府管理学院教授)

「中国の方式」はまだ形成中のものであり、まだまだ定型化していない。「中国の方式」には成功を収めた経験もあれば、汲み取らなければならない教訓もある。私は「中国の方式」に対し期待に満ちている。

海外の鄭永年教授の解読

簡単に言うと、「中国の方式」は改革開放以後の中国の台頭から生まれたもので、こうした方式の中国そのものへの影響は言うまでもないが、世界的範囲から見れば、この方式はその他の国ぐにが参考にする手本になることができるかどうか?伝統的な西側の方式の発展に対するチャレンジになるかどうか?「中国の方式」の国家権力の過度の集中などのその他の問題はどのように解決すべきか?いかにして中国の公民社会を発展させるのか?

『中国の方式の経験と苦境』は鄭永年教授の長年来の中国研究シリーズ学術論文集で、12篇からなるものである。それは中国と西側の発展に対する比較を通じて、ナショナリズムと自由主義、政党の改革、中央と地方の関係、農村の改革と発展など多岐の角度から改革開放30年らいの「中国の方式」に対し、問題を提起するとともに、突っ込んで分析を行っている。
 民主化についての討論はこの文集を貫く重要な議題の1つである。私達が知っているように、もし民主主義の政治が社会経済の発展を促進することができないならば、社会の不満を招くことになり、政権の合法性も低くなる。

趙啓正氏に代表される中国側の解読

いま1つの「中国の方式」に関する作品は中国人民政治協商会議のスポークスマン趙啓正氏の『中国の方式についての対話』である。この作品はより政府の性格と政府の解読に傾いたものである。趙啓正氏は、東側と西側世界の異なる価値観が認知の相違をもたらし、ほかでもなくこうした観念の相違は西側が中国人の発展方式を理解できないようにさせ、このため、「中国の方式」が発展をとげた時に西側からの誤解を被ることは免れられないと指摘している。『中国の方式についての対話』は趙啓正氏がベストセラー『中国のメガトレンド』(China΄s Megatrends)の著者ジョン・ネイスビッツ氏(John Naisbitt)との間で行った対話である。『ニューヨーク・タイムズ』はかつて『中国のメガトレンド』をこのように評価している――「ネイスビッツ氏の最も著しい特徴は抑えられない楽観である」。ネイスビッツ氏が出版した最新の著書『中国のメガトレンド』も西側の学者の角度から「中国の方式」を評論しているものである。本の中には、中国の急速な成長に対しほめ言葉に満ち、ずっと以来のからみ合っている経済の発展と民主化の問題に対して、氏は世界に、「中国の政治制度は実を言えば1種の新しい民主である」と非常に楽観的に語っている。

「中国の方式」についてのアンケート

「中国の方式」はあるのか?「中国の方式」は何か?この問題については、人々の回答はそれぞれ違っている。でも、1つの現象としての「中国の方式」は、とっくに実践と現実の中に存在し、1つの概念としての「中国の方式」もとっくに人々の注目を集めた研究対象となっている。これについて、人民ネットはインターネット利用者に目を向けてアンケートを行った。その結果は次の通り。

74.55%の被調査者は「中国の方式」を認め、そのうち60.25%の人は「中国の方式」はまだ模索中にある発展方式の1つであると見ている。

民衆に認められた「中国の方式」の六つのキーワードは改革、発展、漸進、開放、実験、安定である。

「中国の方式」の主要な特徴については、アンケートによると、上位3位に並べられているのは、それぞれ強力な政府の主導(57.46%占める)、漸進的改革を主とする発展戦略(47.74%占める)、対内改革と対外開放が同時に行うこと(44.82%占める)である。

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