間もなく過ぎようとする2009年、日本の政界について言えば、極めて不穏な一年であり、中日というこのアジアで隣接する国にとって、この一年の二国間関係も必然的に非凡なものだった。
09年、中日関係は安定して絶えず発展し、08年5月に胡錦涛国家主席が日本を訪問した際に発表した中日関係に関する4番目の政治文書「戦略的互恵関係を全面的に推進することに関する中日の共同声明」の下、中日両国は多方面から、戦略的互恵関係を絶えず推進するために努力してきた。
3月29-4月4日、中国共産党中央政治局の李長春常務委員が日本を友好訪問し、訪日中、当時の麻生太郎首相と会談したほか、野党の指導者や社会各界の代表と幅広く接触し、二国間関係と共に関心を寄せる問題について深く意見を交換した。李常務委員の日本訪問は、09年上半期において中国の指導層による重要な訪問であり、これにより中日の戦略的互恵関係のさらなる発展が促された。