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09年中日関係の回顧・今後の展望  
2009年の中日関係10大ニュース

 

 

  一、3月29-4月4日、中国共産党中央政治局の李長春常務委員が日本を友好訪問し、訪日中、当時の麻生太郎首相と会談したほか、野党の指導者や社会各界の代表と幅広く接触し、二国間関係と共に関心を寄せる問題について深く意見を交換した。

   

  二、4月2日、胡主席はロンドンで開かれた20カ国・地域の首脳による金融サミット(G20)に出席した際に麻生首相と会見。世界が国際金融危機に対応している中、胡主席は中日関係の発展に関する5項目の提案を行った。

 

  三、4月29日、麻生首相は中国を公式訪問するため北京入りした。08年9月の首相就任後初めての訪中で、胡主席と温総理がそれぞれ会談した。

  四、09年7月と10月、中国青年代表団が日本を友好訪問し、同年9月には日本の代表団が1週間中国を訪問。青年団の相互訪問を通じて、青年同士の気持ちが深まったことで、中日関係の今後の発展に向け友好の種子がまかれた。

  五、9月21日、胡主席は国連の一連の首脳会合に出席した折、ニューヨークで就任したばかりの鳩山首相と会見した。胡主席が鳩山首相と会見したのはこれが初めて。胡主席は先ず首相就任を祝うとともに、鳩山氏が長年にわたり中日関係の改善と発展のために発揮してきた積極的な役割を高く評価。

     

 六、10月9日、鳩山首相は第2回中日韓首脳会談に出席するため中国を訪問。首相就任後初めての訪中であり、胡主席と温総理がそれぞれ会談した。温総理は「中日の4件の政治文書の原則と精神に基づき、中日関係の発展という正しい方向をしっかりと把握し、戦略的投入を絶えず拡大し、協力を全面的に強化して、二国関係がより大きな発展を遂げるよう促さなければならない」と強調。

     

  七、11月5-9日、中国人民解放軍海軍の訓練艦「鄭和」号が4日間、日本を友好訪問した。「鄭和」号の訪日は初めて。「鄭和」号の日本訪問によって、中国海軍と海上自衛隊の間の理解と交流は一段と深まり、また両国の海上での実務的な協力も新たな段階を迎えた。

   

八、11月8日、第4回中日省エネ・環境保護総合フォーラムが人民大会堂で開かれた。中央政治局常務委員で国務院の李克強副総理は開幕式で挨拶し、「省エネ・環境保護の面での協力は近年、中日の経済・貿易関係において新たなスポット、新たな成長分野となっている。双方は好機をしっかりと捉え、潜在力を発掘し、省エネ・環境保護関連の設備、プロジェクト、産業やサービスなどの分野での協力をさらに強化するとともに、技術と人材の交流を推進し、協力メカニズムを完備させ、良好な環境を構築することで、この面での協力の規模をさらに高めていく必要がある」と強調。

 

  九、121013日、小沢一郎幹事長を名誉団長とする民主党代表団と「長城計画」の代表団が訪中した。小沢幹事長は「今後も引き続き両党の交流制度を話し合いの場に、中国側との協力を強化して、戦略的互恵関係を絶えず新たな段階へと引き上げられるよう努力していく」との考えを表明した。

十、121416日、習近平国家副主席が日本を公式訪問した。日本の新政権発足後、中国の指導者が日本を訪問するのは初めてであり、習近平氏にとっても副主席就任後初の訪日となった。訪日中、習副主席は天皇陛下と会見するとともに、鳩山首相と会談。双方は中日関係及びその他の共に関心を寄せる国際・地域問題について忌憚なくかつ深く意見を交換し、幅広い分野で共通の認識に達した。

「北京週報日本語版」2008年12月28日

 

 

    

 

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