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ブリックス・グループの魅力とは

 

発展の能力を誇示

ブリックスの強みはまさに経済の急速な発展。南アフリカを含めた5カ国の国土面積は世界の30%近く、人口は42%を占める。10年の5カ国の国内総生産(GDP)が世界に占める割合は18%、貿易額は15%と、世界経済におけるその役割はますます重要性を増している。01~10年の貿易額の年平均伸び率は28%、10年に貿易総額は2300億ドルに達した。

南アフリカ・ヨハネスブルグで3月1日に開かれた新エネルギー展示会。中国・無錫のハイテク企業が出品した太陽エネルギー集熱器(李啓華撮影)

その発展ぶりから富める国や国際通貨基金(IMF)、世界銀行はブリックスの声に耳を傾けざるを得なくなった。その台頭はまさに、国際金融危機を経た後、世界経済の中心が東と南へ、新興の発展途上国へとシフトしつつあることを物語っており、これこそ人の意志によらない世界の発展に向けた大きな流である。ブリックスは世界の大勢に順応すれば、発展し、活力を得られるのだ。ブリックスは機運に応じて起こり、機運に即して生まれ、時代に順応した流れだと言っていいだろう。第3者または第3国との対立を求めることはせず、国際金融の監督・管理とグローバルな管理の改革に関する議論を重視している。また、西側諸国に取って代わる意図はないが、今後の国際経済秩序については絶えず新興市場諸国の利益を代弁していく考えだ。

グローバルな政治・経済力の対比は絶えず変化している。G7にG8、G8+Nから金融危機後に組織されたG20、さらには米国人学者が提起した中米の協力を意味するG2など、そこから2つの顕著な流れが見て取れる。第1は、グローバルな政治・経済力の対比において発展途上国と新興経済体の地位が絶えず向上し、経済面の実力と影響力が著しく高まったことだ。従来の国際政治経済秩序ではすでに国際的な実力をめぐる新たな枠組みを正確に反映させることはできず、とくに世界金融危機の発生後、新興経済体が国際経済を危機から抜け出させるために示した力は世界の注目を集めた。

第2は、中国の政治・経済面における地位の向上が国際社会の極めて強い関心を呼んだことだ。10年に日本を抜いて世界第2の経済体となり、グローバルな政治・経済における地位と役割も日ごとに高まりつつある。従来の様々な国際組織、国際メカニズム及び新たに確立された国際協調対話メカニズムやその提唱においても、中国の働きは突出している。

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