アジアヨーロッパ・ニュースメディア・フォーラムの雑誌分科会(国務院新聞弁公室主催、中国外文局中国報道雑誌社協力)が2014年8月31日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で開催された。
中国、パキスタン、キルギス、モンゴル、ロシア、トルコの計6カ国の雑誌社代表が出席し、各国メディア間の資源共有・相互補完などをめぐって踏み込んで交流し、雑誌の実務的な協力の推進で一致した。
雑誌分科会は同フォーラムに三つある分科会の一つで、今回は「シルクロード経済ベルト:雑誌協力の新しい視野」をテーマに開かれた。
中国雑誌協会の石峰会長は分科会で、「『シルクロード経済ベルト』の経済文化交流の使者になる――シルクロード経済ベルト建設における雑誌の役割を発揮する」と題して基調講演した。石峰会長は「雑誌は誕生以来、経済や政治、科学技術、文化交流の使者としての役割を演じてきた。『シルクロード経済ベルト』建設のテーマをめぐり、雑誌社の間で互いに記事を交換したり、各国政府部門の政策を参考にしたり、専門家の意見やアドバイスや協力プロジェクトの進ちょく状況などをやり取りするなど、プロジェクトごとの協力を展開できる」などと話した。
雑誌分科会は三つのテーマを話し合った。まず、最初のテーマ「地域共同発展における雑誌の役割」をめぐり、雑誌の発展の現状と「シルクロード経済ベルト」建設で発揮する重要な役割を討論した。2番目のテーマ「新メディア時代における雑誌のチャンスとチャレンジ」では、新時代の雑誌メディアがどうメディア全体の枠組みをつくっていくかを話し合った。3番目のテーマ「国内外の雑誌メディアの協力メカニズムの構築」では、双方のメディアが資源を共有し、互いの優位性を生かして補い合おうと論じた。
出席した報道関係の官吏とメディアの代表者はさらに雑誌メディア間の交流と協力の強化について深く討議した。
出席者らは、各国メディア間で互いに訪問や実習、合同取材、コンテンツ共有などを強化するよう一致して提案した。また、ニュース報道や業務刷新、情報技術、ブランド構築などの方面で経験を共有し、メディアの市場競争力と読者の評価を共同で高める点でさらに交流する必要があるとした。国内外の参加者は、フォーラムが続けて開催され、この基礎の上で確固とした協力メカニズムをつくり、信頼と理解、共通認識を深め、各国メディアの交流と協力をより高いレベルに進めるよう希望した。
人民中国インターネット版2014年8月31日
|