SMGドラマセンターが主催した「2007東アジアドラマ創作交流サミット」が11日、上海で開催された。今年、中日韓の業界内関係者が関心を持っているのは「強い者同士の連携」であり、アジアの優秀なドラマを世界に向けていく。面白いのは、自国の特徴を思い切って話すと、有名なスターの報酬が高すぎることや暴力が氾濫することなどが3国の共通した課題と分かった。
韓国ドラマの代表、脚本家の南愛梨氏によると、スターの報酬が高すぎるのは現在、韓国ドラマが直面する問題だ。俳優の出演料は平均的に総投資額の半分以上を占める。特に、ぺ・ヨンジュンのようなトップ俳優だ。ドラマの総投資額を7000万ウォンだとすれば、ぺの個人報酬は5000万ウォンに達する。そうすると、制作費用を低く抑えなければならない。この考え方は中国ドラマ関係者も共鳴した。
日本ドラマを代表して発言したのは「日本放送作家協会」理事長の市川森一氏だ。暴力、刑事事件の解決などの内容が氾濫している。日本で、毎年、160部ドラマが制作される他、約480部のユニット形式のドラマがあり、大体2時間ドラマだ。この2時間ドラマで、大部分の内容が不安、神秘と刑事事件の解決だ。つまり、視聴者は毎日、暴力ドラマを見ている。このため、青少年教育を心配する声が出てきた。現在、このような形は若干少なくなったが、根本的な変化はまだない。ここ数年、中国産の刑事事件物を緊急に止めるという現状に合っている。
このため、最後に発言した中国ドラマ代表の北京テレビ局副編集長の張強氏は「提携は今後、アジアテレビ人の共同目標だ。東アジアは豊かで、歴史の長い優秀な文化伝統をもっている。ここに集ったのは最も先進的な人間の智恵、最も素晴らしい感情の表現の形だ。われわれの国は格差の縮小、文化共同体になる絶好な要素を備えているため、長い歴史の中で、共通した文化遺産が残った」と語った。
「東方ネット」2007年6月13日 |