国家外匯管理局はこのほど通知を出し、海外の個人の外貨購入業務をめぐり、「個人の外貨決済・購入に関する情報管理システム」を導入することを決定した。海外の個人による外貨購入では年度総額管理を実施し、年度総額は5万ドル相当とすること、北京五輪・パラリンピックの開催期間を暫定的な累計期間とすることが明確に打ち出された。
「上海証券報」によると、同通知はこのような規定を打ち出した狙いとして、北京五輪開催期間の海外の個人の外貨購入を便利にし、こうした外貨購入の統計、監督、管理を強化することを挙げている。五輪期間に北京、上海、天津、瀋陽、青島、秦皇島の6都市での個人による外貨決済・購入業務が円滑に進むようにするため、外匯局は今回の緊急対応プランを独自に制定・公布した。
同通知によると、2008年7月8日から10月17日までの間、外貨業務取り扱い指定銀行は個人の外貨決済・購入システムを通じて、海外の個人向けに外貨購入業務を取り扱う。具体的な内容には、経常項目と人民元建て収益での外貨購入、両替後未使用の人民元の再両替が含まれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2008年7月4日 |