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春を迎えた中日外交関係の新時代
宋剛  ·   2019-12-30  ·  ソース:北京週報
タグ: 中日関係;中日韓サミット;政治
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2019年12月23日、習近平国家主席は北京・人民大会堂で安倍晋三首相と会見した(写真=新華社提供)

天下の大勢は離合集散が常である。対立と融和が繰り返される国際関係の中で、12月24日に成都で開かれた第8回中日韓サミットは、波乱が見込まれる世界情勢に東アジアの三カ国が一筋の光明をもたらしたことを示唆しているかのようだ。ひとまずは韓国が三カ国間における二国間関係をいかに処理しようとも、2019年の中日両国は1972年の国交正常化以来となる第二の蜜月期に近づいたことは疑いない。1980年代に比べて、この度の蜜月は、双方の総合的な国力と国際的地位がより等しくなっている。中日両国の外交関係における新時代はまさしく春を迎えているのだ。

中日両国は一衣帯水の隣国であり、アジアと世界における主要国だ。両国の政府、民間、メディアといったさまざまなレベル・分野を通じた共同の努力を通じ、両国関係は次第に正常な軌道に戻っている。手を携えて外交関係の新時代を切り開く中日両国は、疑いなく今日の世界で最も安定した二つの主要経済体だ。

確かに、中国は人々の日増しに高まる素晴らしい生活への求めと不均衡かつ不充分な発展との社会の主要な矛盾、一部地域の暴力と混乱の制止、秩序の回復という当面の急務に直面している。日本も出生率の持続的下降、高齢化、労働人口の不足、国債の巨額累積といった長年抱える難題を早急に解決しなければならない。それにも関わらず、中日両国の政治情勢は世界の主要経済体で最も安定したものだ。日本の政界はかつて非常に不安定で、数年連続で1年に1度首相が変わるありさまだった。しかし、現在の安倍晋三首相は2012年に自民党総裁および首相に再び選ばれた後、政権運営は7年を超え、在任期間が最も長い首相となっている。

長期的な持続性と安定性のある内政・外交政策は中日両国が対立ムードから共に前へと進む助けとなり、近年は同じ目標へと向かって歩み始め、積極的な発展の勢いをあらわしており、両国の最高指導者はさまざまな外交の舞台で多くの会談を重ねてきた。2017年以降は会談の頻度も高まり、内容も幅広いテーマをカバーし、両国の外交史、ひいては世界の外交史においても実に珍しいものとなっている。

第8回中日韓サミットの前日に当たる12月23日、習近平国家主席は北京・人民大会堂で安倍晋三首相と会見した際、次のように強調した。現在の世界はまさに百年来の大変革を迎えている。形勢がより複雑であるほど、われわれはより落ち着いて慌てず戦略的な力を保つ必要があり、われわれはより遠くを見据えた大局的な視野を持つ必要がある。新時代の中日関係の計画を立てるには、まず戦略的共通認識を明確にする必要がある。グローバルな大きな視野で両国関係を考え、計画することを堅持し、相互に尊重し、小異を残して大同を求める基礎の上で、意思疎通と協調の強化を堅持し、手を携えた協力、互恵・ウィンウィンの新たな構造の構築を積極的に推し進めるべきだ。安倍首相も次のように述べた。今年は日中両国間で頻繁なハイレベル交流が保たれ、相互理解が深まった。日中関係の発展の流れは良好で、両国関係の発展は地域と世界の平和・安定・繁栄にとって重要な意義を持つ。日本は習主席の来年春の日本公式訪問を非常に重視し、期待しており、日本は中国と緊密に意思疎通をし、訪日を円満に成功させ、新時代の要請に合った日中関係を構築することを望む。

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