工業・情報化部長(工業・情報化相)の苗圩氏
■経済安定、民生重視
今年の政府活動報告が示した重要政策の1つが、製造業の質の高い発展を後押しすることだ。工業・情報化部長(工業・情報化相)の苗圩氏は「『四快一好』を通じて製造業の質の高い発展をしっかりとつかむ必要がある」と指摘した。具体的には「四快一好」の「四快」とは「4つの加速」であり、製造業のイノベーション能力構築の加速、産業構造調整の加速、融合的発展の加速、問題点・困難解消の加速を指す。「一好」とは企業の発展のためにより良い環境を創造することを指すという。
民衆が関心を寄せる「通信速度の向上と通信料金の引き下げ」について、苗部長は「今年はモバイルデータ通信の平均パケット料金をさらに引き下げる。昨年63%引き下げたが、これを基礎にさらに20%以上引き下げる。番号ポータビリティーも年内に実現する」と説明した。
国家市場監督管理総局の張茅局長
昨年の全国両会後に新設された国家市場監督管理総局の張茅局長は「部長通路」で、企業の参入、生産品の参入、薬品の参入など各方面にわたる過去1年間の同局の成果を説明。今年の取り組みについては「計546項目の行政許認可改革を12の自由貿易区に行き渡らせる必要がある。こうすることでミクロ経済に対する政府の干渉を一層減らし、企業が市場で公平に競争できるようになる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月6日