度重なる勝利が示すもの

「長きにわたる実践の中で、人民の軍隊は党の旗印の下で前進し、軍隊建設・管理原則を確立し、人民戦争の戦術を育み、独自の栄光ある伝統と優れた気風を醸成してきた。これは人民の軍隊が度重なる勝利を収める上で伝えられてきた宝だ」と指摘し、人民の軍隊の幾度にもわたる勝利が示す偉大な力として次の６点を挙げた。

（１）中国共産党による指導の偉大な力。毛沢東の「我々の原則は党による軍隊の指揮であり、軍隊が党を指揮することは決して許されない」という言葉を引用し、「人民の軍隊は軍隊に対する党の絶対的指導をしっかりと堅持」し、「いかなる時、いかなる状況下でも党の旗印を旗印とし、党の方向を方向とし、党の意志を意志としなければならない」と強調した。

（２）理想・信念の偉大な力。鄧小平の「なぜ我々は過去非常に困難な状況を奮闘の末に抜け出し、あらゆる困難に打ち勝って革命を勝利へと導けたのか？それは我々に理想、マルクス主義の信念、共産主義の信念があったからだ」という発言を引用し、「人民の軍隊は初心を変えることなく崇高な理想・信念を堅持し、いかなる時、いかなる状況下でも崇高な理想・信念のために危険を顧みず奮闘する勇気を持たなければならない」と強調した。

（３）改革・革新の偉大な力。人民の軍隊の戦術面での発展を「人民の軍隊は戦争の中で戦争を学び、実践の中で法則を探り、世界の軍事史に戦争指導技術の絶え間ない革新というページを書き加えてきた」と述べ、「人民の軍隊は改革する勇気を持ち、革新に長け、いかなる時、いかなる状況下でも硬直化したり停滞したりしてはならない」と強調した。

（４）闘争精神の偉大な力。「戦争は物質の競争である以上に、精神の競争でもある」。「何世代にもわたる革命軍人はまさに死をも辞さない断固とした英雄的決意により、あらゆる敵を圧倒し決して敵に屈しない偉大な気概を醸成してきた」。「人民の軍隊は『勇気を持って戦い、必ず勝つ』という精神的資質を大いに発揚し、いかなる時、いかなる状況下でも革命英雄主義の高い闘志を保たなければならない」。

（５）革命紀律の偉大な力。「人民の軍隊はもとから紀律の厳しさで名高く、創設の日から革命の堅固性、政治の自覚、紀律の厳しさを結びつけてきた」。「軍隊の力は、人数や武器装備だけでなく、その紀律性も見て判断しなければならない」。人民の軍隊は「鉄のごとき紀律で鉄のごとき意志を固め、鉄のごとき態度を磨き上げ、鉄のごとき部隊を鍛え上げ、いかなる時、いかなる状況下でもあらゆる行動で指揮に従い、歩調を揃えて前進しなければならない」。

（６）軍隊と人民の団結の偉大な力。「人民の軍隊は一貫して人民と苦楽や運命を共にし、心を通い合わせ、徹頭徹尾人民のために奮闘してきた」。「人民の軍隊は誠心誠意人民に奉仕するという根本理念をしっかりと心に刻み、いかなる時、いかなる状況下でも人民のための軍隊でなければならない」。