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中国人民解放軍軍事パレードの装備は新にして全 武力誇示ではない
  ·   2017-08-01  ·  ソース:
タグ: パレード;中国人民解放軍;政治
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中華人民共和国が成立してから初めて中国の軍隊が建軍の祝賀をテーマとして行う大規模な軍事パレードが、7月30日に内蒙古自治区の朱日和訓練基地で開催された。建軍90周年という歴史的節目にあって、作戦のための装備の一つ一つ、「国の利器」の一件一件が集中的にお目見えし、中国の平和発展に向けたハードパワーが体現されるとともに、平和を守り抜く中国の能力が明らかになった。中国新聞社が伝えた。

▽装備は新にして全 4割以上が初登場

データによると、今回の軍事パレードに登場した装備は様々なタイプのもので、検閲を受ける場所に装備約600台(セット)と各種航空機約100機が並び、その半分近くが初登場だった。

中国人民解放軍軍事科学院の趙小卓研究員は、「装備の半分近くが初登場だったことはまず今回の軍事パレードの装備の『新しさ』という特徴を表しており、現役の主戦兵器装備の情報化水準と新たなクオリティの戦闘力を集中的に示すものだ。(次世代ステルス戦闘機)『殲20』や『殲16』、新型防空ミサイル兵器などはすべて軍事パレードに初めて登場した」と話す。

これと同時に、軍事パレードの兵器装備は各軍の兵種のもので、ほぼすべての作戦分野をカバーしており、各種パワーの「十全な備え」、各種兵器の「十全な備え」という特徴を体現している。趙研究員は、「今回の兵器装備には航空機、戦車、大砲、ミサイルなどのよく知られた兵器装備もあれば、電子偵察機、情報対抗、特殊作戦といったあまり知られていない兵器もあり、国防や軍隊の改革の段階的成果を十分に示すものだ」と指摘する。  

▽「殲20」が編隊飛行 中国と世界に「世代差」なし

今回の軍事パレードには、戦闘機「殲」シリーズ15機による編隊飛行が登場し、大きな注目点になった。

そのうち、中国が独自開発した初の第4世代超音速ステルス戦闘機「殲20」は、昨年の第11回珠海航空ショー(中国国際航空宇宙博覧会)でお目見えした後、今回初めて戦闘モードで人々の前に姿を現した。

中国海軍情報化専門家諮詢委員会の尹卓委員長はこれについて、「殲20は中国の空中装備が第4世代機の仲間入りしたことを示すシンボルであり、航空技術において中国と世界の最も発達した国との間にはもはや「世代差」がないこと、技術面で同一水準にあることを示している」と話す。

▽平和は守り抜かなければならない 中国の軍事パレードは「武力誇示」ではない

今回の軍事パレードには多くの新しい兵器や装備が登場し、中国が武力を誇示しているのではないかと外部では疑問の声が上がった。

趙研究員は、「天下は泰平ではなく、平和は守り抜く必要がある。中国で改革開放がスタートしてから、経済は急速に発展し、人々の生活水準は大幅に向上した。そのための重要な前提条件には平和で安定した外部環境がある。現在の国際環境は安定しているとはいえず、大きな戦争がないが、小規模な戦争や武力衝突は絶えず起こり、テロ行為も頻発している」と話す。

趙研究員は、「国の平和発展の過程では、強い軍隊が支えとなることが必要だ。今回の砂漠での軍事パレードは中国国内で行われているものであり、そこで示されているのは国家の主権と安全を守る軍隊の能力であり、私たちを侵犯しにやって来るすべての敵を打ち負かす能力であり、国防と軍隊の改革の段階的成果だ」との見方を示す。

また趙研究員は、「中国の軍事パレードは『武力誇示』ではなく、いかなる国にとっても脅威となるものではあり得ない。過剰に解釈すべきではない」と注意を促す。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年8月1日

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