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中独が連携してグローバル・ガバナンス責任共同体を構築
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· 2017-07-07 |
タグ: 中独関係;一帯一路;政治 | 印刷 |
中国の習近平国家主席は4日から6日までドイツを公式訪問し、7、8両日には同国ハンブルクで開催されるG20サミットに出席する。習主席の訪独は就任以来2回目だ。2014年の初の訪独時、中独双方は両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げした。今回の訪独は幅広く注目されており、中独両国の政治的相互信頼と実務協力の水準を新たな高みへと引き上げるのは確実だ。(文:鄭春栄・同済大学ドイツ研究センター長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
習主席は先日独紙「ディ・ヴェルト」への寄稿「さらに素晴らしい世界のために」で「中独両国は世界と地域の平和・安定・繁栄に重要な責任を担う必要がある」と指摘した。全世界的に様々な不安定性や不確定性が増す厳しい現状の下、中独両国はグローバル・ガバナンス責任共同体を連携して構築する必要があり、またその能力を備えていると言える。
まず、中独両国の日増しに緊密化する包括的・戦略的パートナーシップは、両国がグローバルな責任を共に担ううえでの強固な土台を打ち固めた。国交樹立から45年、両国関係は積極的、前向きに発展してきた。さらに近年では、両国首脳が頻繁に相互訪問し、政治的相互信頼が日増しに高まっている。経済・貿易面の結びつきは一層緊密化し、投資協力は「一方通行」から「双方向の急行車線」へと拡大した。今年5月にハイレベル人的・文化的交流対話制度を設けると、中独両国民間にも「心の橋」が架けられた。今回の訪独で両国首脳は世界や地域の紛争問題について踏み込んで意見交換しただけでなく、ドイツの「工業4.0」と「メイド・イン・チャイナ2025」の戦略連携を力強く推し進め、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブの枠組での実務協力を拡大した。また、中独親善の使者としてドイツに到着したパンダが、両国民の心の距離をさらに近づけることは間違いない。
次に、複雑に錯綜し、激変する国際情勢は、重要な影響力を持つ中独両国がグローバルな責任を勇んで担うことを求めている。今回の訪独は必ずや両国関係の将来の発展のために新たなビジョンを示し、グローバル・ガバナンスにおける両国の一層の役割発揮を推し進めるとともに、中国EU関係の包括的発展をリードし、この責任共同体へのEUの参加を後押しする。
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