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習近平国家主席とメルケル独首相が会談
  ·   2017-07-06
タグ: 中独関係;一帯一路;政治
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習近平国家主席は5日、ドイツのメルケル首相とベルリンで会談した。両首脳は中独の伝統的友好を高く評価。中独包括的・戦略的パートナーシップの次の段階の発展のために新たなビジョンを描き、新たな目標を明確にし、新たな道筋を計画した。また、政治的相互信頼の深化、実務協力の強化、人的・文化的交流の深化、多角的連携の緊密化で合意し、中独関係をさらに高い水準へと推し進めた。人民日報が伝えた。

習主席は「現在、世界の構造は大きな調整と変革の時期にあり、不安定性と不確定性が増している。変動する情勢を前に最も根本となるのは、世界の多極化、経済グローバル化の進行という必然的趨勢を把握し、平和と発展に対する各国民の共通の訴えを把握し、協力・ウィンウィンの道を歩むことだ。中独は世界第2、世界第4の経済大国であり、ユーラシア大陸で重要な影響力を持つ安定的パワーでもある。中独の包括的・戦略的協力の強化は両国の根本的利益に合致し、中国EU関係の発展を先導する助けとなり、世界に一層の安定性と予測可能な積極的要素をもたらす」と指摘。中独関係の発展について次の4点を提言した。

(1)上層部交流を緊密化し、二国間対話制度の役割を発揮し、政治的相互信頼を高める。互いの核心的利益と重大な懸念に十分に配慮し、相互尊重と平等性を基礎に対話・交流を強化し、小異を残して大同につき、溝を適切に処理する。

(2)開放・イノベーション・ウィンウィンの道を歩み、戦略的協力を繰り広げ、連携して共通利益のパイを大きくする。両国企業による「メイド・イン・チャイナ2025」とドイツ「工業4.0」の連携協力を支持し、両国の製造業の優位性とインターネット結合の大きなイノベーション潜在力を発揮させる。

(3)今年5月に始まる中独ハイレベル人的・文化的交流対話制度を十分に活用し、教育・科学技術・文化・青少年・政党・シンクタンク・メディア分野の協力を深め、両国間の人的往来と観光協力を促進する。国交樹立45周年記念の契機をしっかりと捉え、豊富で多彩な文化交流活動を開催する。

(4)中国EUレベル及び国連やG20など国際組織や多国間枠組での調整と協調を強化し、世界と地域の安全に関わる紛争問題について速やかな意思疎通を保ち、地域の安定と世界の平和、世界経済の健全な発展の促進、人類運命共同体の構築にしかるべき貢献をする。

習主席は「G20は各構成国のみならず、全世界に属する。われわれは経済成長と世界の発展を結びつけ、成長と発展の良好な相互連動を実現しなければならない。中国側はドイツ側が杭州サミットの共通認識を受け継ぎ、持続可能な開発のための2030アジェンダと対アフリカ協力をハンブルク・サミットの重点としていることを賞賛する。中国側はドイツ側によるサミット開催の成功を支持し、前向きな成果を共に後押しする」と表明した。

メルケル首相は「独中関係は良好な発展基調にある。ドイツ政府は『一つの中国』政策を百パーセント堅持する。中国側と共に『一帯一路』(the Belt and Road)の枠組で経済・貿易・コネクティビティ協力を強化し、教育・文化・サッカー・青年・友好都市交流を緊密化したい。現在の複雑で変化に富む国際情勢の下、独中両国は連携して世界経済の成長を後押しし、国連やG20など多国間枠組での協力を緊密化し、世界や地域の重大な紛争問題、国際開発協力について意思疎通と調整を行い、世界の平和・安定・繁栄を共に維持する必要がある」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年7月6日

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