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周明偉氏「トランプ氏当選は『想定外』の始まりにすぎない」
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劉雲雲 陳姌 · 2016-11-10 |
タグ: 米国;トランプ氏当選;政治 | 印刷 |
周氏はさらに、「トランプ氏の中国政策はまだはっきりしておらず、その言行を観察する必要がある。彼の対中政策がイデオロギーではなく双方の共通利益を目指すものであってほしい」との考えを示し、次のように述べた。「彼が保護貿易といった類の政策で米国を再び偉大な国にしようとすれば、世界と中国にとって不利になり、彼の目標も実現できないだろう。だがもしかしたら、実務的で理性的な米国ビジョンを持って、より多くの関心を共通利益の発展に注ぐかもしれない。そうなれば米国と世界にとってプラスに作用するだろう。中米は互いにステークホルダーであり、両国間の関連度が高まっている今、貿易制限という刀を用いれば、いかなる時も傷つくのは双方であり、勝者は存在し得ない。従って2国間の経済貿易関係をしっかりと守り、発展させることが、依然として中米関係を安定させる『バラスト』である」。
周氏は次のように指摘した。「トランプ氏の当選は中米関係の今と未来に変数をもたらすかもしれない。しかし同時に中米関係の安定と発展にとって新たなチャンスをもたらす可能性もあり、中米双方は共に努力する必要がある。方向の選択が正しければ、両国の共通利益に適うだけでなく、世界全体にとっても利益があるだろう」。
「北京週報日本語版」2016年11月10日
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