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米国は中国の5つの「断じてない」を理解する必要がある
  ·   2016-07-21
タグ: 米国;呉勝利;政治
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呉勝利海軍司令官は18日に北京で米国のジョン・リチャードソン海軍作戦部長一行と会談した際、南中国海問題について5つの「断じてない」を示し、「中国が南中国海の主権権益を放棄することは断じてなく、いかなる軍事的挑発も恐れることは断じてなく、南沙(英語名スプラトリー)諸島の島・礁建設を途中で止めることも断じてなく、警戒を緩めて防備を設けないことも断じてなく、南中国海問題の平和的解決に向けた努力をあきらめることも断じてない」と述べた。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

このきっぱりとした発言は、南中国海問題における中国の立場を明確かつ誤りなく表明するとともに、南中国海の主権権益を維持し平和を追求する中国軍の決意を示している。呉司令官はリチャードソン作戦部長一行が現在の南中国海の情勢下で招待を受けて訪中したことも高く評価した。

5つの「断じてない」は並々ならぬ考慮をした、計り知れない意義を持つものであり、米軍当局などが耳を傾け、真に理解することを希望する。

第1に、呉司令官が5つの「断じてない」を打ち出したことは、南中国海の主権権益を守る中国の決意と譲れぬ一線を米側が直接、深く理解し、戦略面の誤った判断を防ぐ助けになる。南中国海諸島は古来中国領だ。中国はすでに、領土問題において、中国のものでなければ少しもいらず、中国のものであるはずなら寸土でも必ず守ると表明している。フィリピンの南中国海仲裁裁判の裁定に基づくいかなる主張や行動も中国は受け入れない。こうした中、呉司令官が5つの「断じてない」を打ち出したことは、米側が中国側の決意と意志を正しく評価し、受けとめ、中国の合理的な国益と安全保障上の懸念を確かに尊重する助けとなる。リチャードソン部長は14日、初の訪中について「米中両国海軍が相互理解を試みている際、顔を合わせた会談は最良の選択だ」と述べた。

第2に、呉司令官がリチャードソン部長に5つの「断じてない」を打ち出したのは、米国が南中国海で中国を標的にしたパトロールや演習など武力を誇示するやり方を止め、海空での不測の事態を防ぐことを望んでのことでもある。呉司令官は「われわれはいかなる軍事的挑発も断じて恐れない。軍事力を見せてわれわれを屈服させようとするこうしたやり方は、逆効果になるだけであり、中国海軍はいかなる権利侵害、挑発に対してもすでに十分な準備ができている」と明確に指摘した。

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