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方向が定まらないオバマ大統領のアジア太平洋「フレンド“シップ”」
  ·   2016-05-25
タグ: 広島訪問;米国;政治
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米国のオバマ大統領は米国時間21日午後、ワシントンを発ち、1週間にわたるベトナム・日本歴訪に出発した。周知のように、日本とベトナムは20世紀に米国の人々に大きな苦痛を与えたアジア太平洋地域の国だ。米国人は真珠湾攻撃と「神風特攻隊」を覚えているし、日本人は原爆被爆地である広島・長崎に絶えず言及している。ベトナム戦争も米国人にとって軽々しく触れられたくない傷である。「太平洋の大統領」を名乗るオバマ大統領は今、今回のアジア太平洋訪問を通じて、この歴史の暗黒の一ページをめくり、21世紀の友好の船「フレンド“シップ”」を作り上げようとしている。

しかし、それは任期がもうすぐ終わるオバマ大統領の一方的な願望だ。苦心して作り上げたアジア太平洋の「フレンド“シップ”」だが、その航行方向が定まるはずがない。

メンツのための訪越

オバマ大統領は就任後、東南アジアを「軽視」したブッシュ前大統領の方針を改めて、「東南アジア回帰」を高らかに宣言し、さらに「アジア太平洋回帰」「アジア太平洋リバランス」戦略を展開した。これによって東南アジアも米国のアジア太平洋新戦略の重心となった。

オバマ大統領のアジア訪問回数は、今回を入れて就任以来10回に上り、記録的と言える。

今回の訪越は、米国が東南アジアを非常に重視していることを改めて示すものである。

米越関係が1995年に正常化されて以来、両国関係は急速に改善され、「敵国から友好国」へ、「全面的なパートナーシップ」への重大な転換を実現した。2013年、ベトナムのチュオン・ タン・サン国家主席が訪米した際、オバマ大統領は任期内に訪越する意向を明らかにした。グエン・フー・チョン氏は昨年7月、ベトナム共産党書記長として初めて「歴史的な」訪米を行った。

しかし、任期満了を控えたオバマ大統領は政治的影響力を失った「レームダック」であり、ベトナムの国土を踏むのは注目を集めるためだけに過ぎない。米越の「フレンド“シップ”」は輝かしく見えるが、両国関係には多くの問題がある。今回の訪問は、象徴的な意味が強い。

海外メディアの報道によると、今回の訪問でオバマ大統領はベトナムに対する武器輸出禁止措置の撤廃を宣言すると見られる。これは今回の訪問の重大な成果と言ってもいいだろう。こうすることで、ベトナム戦争の後遺症に片をつける一方で、ベトナムが米国の先進的な武器を購入する上での法的制限も取り払うことができる。

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